芝浦工大附属中高、探究学習の情報収集・分析にAI活用--課題解決の支援ツールに

AI要約

芝浦工業大学附属中学高等学校がAI情報収集/分析サービス「Aseries」を中学2~3年生と高校2年生に拡大導入した。

ASeriesは、自然言語処理技術を活用した情報収集/分析サービスで、中等部と高等部それぞれで活用されている。

同校では、Aseriesを生徒の探究学習を効果的に支援するために活用している。

 芝浦工業大学附属中学高等学校は、AI情報収集/分析サービス「Aseries」の活用を、中学2~3年生と高校2年生の計3学年に拡大導入した。同サービスを提供するストックマークが発表した。

 ASeriesは、自然言語処理技術を活用した情報収集/分析サービスで、これまで分析が困難だったテキストデータを価値あるデータに変換する。

 中等部では、「SHIBAURA探究」という科目でAseriesが導入されている。この科目は、ロボット制作やプログラミングなど、IT技術を学び論理的思考を育むことを目的としている。生徒たちは、Aseriesを活用することで、膨大な情報の中から必要な市場情報をAIによって効率的に収集・分析し、課題解決に役立てている。

 高等部では、2022年度から開始された総合的な探究型授業「探究Lab」においてAseriesが活用されている。この授業では、1~2年生を対象に、「プロセス」と「課題発見」を重視し、生徒自身が興味のある研究領域について深く探究し、その成果をプレゼンテーションやレポートにまとめる。Aseriesは、情報収集・分析だけでなく、アイデアの改善やブラッシュアップにも活用され、生徒たちの探究活動をサポートしているという。

 ストックマークによると、同校では、集めた情報の事実確認に時間を費やすのではなく、生徒たちには本来の探究活動に集中してほしいと考えており、Aseriesは、知りたいことの因果関係や新たな視点などを提供することで、生徒たちの探究学習を効果的に支援しているという。