パナソニックが米テレビ市場に10年ぶり復帰。Fire TV搭載「Z95A」「Z85A」「W95A」を展開へ

AI要約

パナソニックが10年ぶりに米国でのテレビ販売を再開することを発表。有機ELやミニLEDなどの高性能モデルを展開し、Amazonとの提携によるスマート機能も強化。

米国に再参入した背景には、最高の画質を求めるユーザーのニーズが高まっていることや、技術とクリエイターとの協力による強力な製品開発などが挙げられる。

パナソニックの上級役員やAmazonの担当者も、新製品の可能性に期待を寄せており、プレミアムな視聴体験を提供することを強調している。

パナソニックが米テレビ市場に10年ぶり復帰。Fire TV搭載「Z95A」「Z85A」「W95A」を展開へ

パナソニック ノースアメリカは、約10年ぶりに米国でのテレビ販売を行うことをアナウンス。現地時間の9月4日より、AmazonやCosto.comなど小売店にて順次発売する。

ラインナップは、日本国内でも展開中の有機ELフラグシップモデル “Z95Aシリーズ”、有機ELスタンダードモデル “Z85Aシリーズ”、そしてミニLED液晶フラグシップモデル “W95Aシリーズ” の3シリーズ。

Z95Aは65型、Z85Aは65型/55型、W95Aは85型/75型/65型/55型の画面サイズを展開。いずれもAmazonとのパートナーシップに基づき開発した独自仕様のFire TV OSを搭載し、ネット動画と放送番組のシームレスな横断や、Alexaによる音声操作、スマートホーム家電との連携などに対応している。

この度の米国テレビ市場への再参入の背景について同社は、特に最高の画質を求めている米国ユーザーの間で、同社製テレビに対する強いニーズがあるとの確信を抱いたことが決め手になったと説明。

“テレビの黄金時代” と称されるような時代の中、目の肥えた視聴者が増えたことにより、お気に入りのコンテンツを制作の意図どおりに体験したいと望むユーザーが増加。そのニーズに対し、同社の技術とハリウッドのトップクリエイターとの協力により実現した、箱から出してすぐに使える正確な画像と音質、Amazonとの協力により実現したスマートホーム機能といった同社テレビの特徴が、米国ユーザーに真に価値あるものを提供できると確信したとのこと。

本件について、パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション 副社長執行役員の阿南康成氏は、「米国は当社にとって極めて重要な国であり、10年前に米国を離れて以来、私は戻る方法を見つけることを使命としてきました。本日、その長い旅が終わり、米国ユーザーに新たな選択肢を提供するための新たな旅が始まります」「これらのテレビは日本やアジア、オセアニア、ヨーロッパ各国ですでに予想を上回る反応を得ており、米国ユーザーもきっと喜んでくれると確信しています」と述べている。

またAmazonのAlexa&Fire TV部門のバイス・プレジデントを務めるダニエル・ラウシュ氏も、「この新しいラインナップは、Fire TV搭載テレビとしては初のOLEDとMini LEDディスプレイ、そして臨場感あふれるFire TVアンビエント体験を提供します。他の国のお客様も、これらのスマートテレビが提供する鮮やかなディスプレイ、シームレスなAlexa統合、そして素晴らしいオーディオを気に入っていただいています。このプレミアムな視聴体験をさらに多くのお客様にお届けできることを楽しみにしています」とコメントを寄せている。