クアルコム、8コア版「Snapdragon X Plus」の供給開始

AI要約

クアルコムはSnapdragon Xシリーズのラインアップを拡充し、Copilot+PC向けに8コア版のSnapdragon X Plusを発表した。

新しいプロセッサーは45TOPSの性能を持つNPUを搭載し、最大3画面の外部ディスプレー出力が可能で、4K60Hzの外部ディスプレーを3台までサポートする。

さらに、消費電力が低く従来の特徴を維持しつつ、LPDDR5xメモリーを採用し、最大で毎秒135GBのメモリー帯域幅を提供している。

クアルコム、8コア版「Snapdragon X Plus」の供給開始

Copilot+PCの低価格化が期待できる?

 クアルコムは9月4日(ドイツ時間)、Snapdragon Xシリーズのラインアップを拡充すると発表。8コア版の「Snapdragon X Plus」(Qualcomm Oryon)をエイサー、HP、レノボなどに供給すると発表した。

 

 これにより、Snapdragon Xのラインアップは、12コアの「Snapdragon X Elite」、10コアのSnapdragon X Plus、8コアのSnapdragon X Plusの3種となった。

 

 45TOPSの性能を持つNPUを搭載。Copilot+ PCの条件を満たす。

 

 内蔵GPUは最大3画面の外部ディスプレー出力が可能で、内蔵ディスプレーであればUHD解像度/120Hz駆動/HDR 10に対応する。外部ディスプレーは4K60Hzであれば3台、5K60Hzであれば2台まで利用可能。AV1 Videoのエンコーダーとデコーダーも内蔵している。

 

 消費電力の低さやコネクティビティの高さといった従来の特徴は兼ね備える。クロック周波数はシングルコア/8コアとも最大3.2GHz。キャッシュ数は合計30MB。LPDDR5xメモリーを採用し、最大で毎秒135GBのメモリー帯域幅を持つ。チップは4nmプロセスルールで製造されている。

 

文● ASCII