[カーオーディオ・素朴な疑問]サブウーファー…マニアの多くが「単体サブウーファー」を使っているのはなぜ?

AI要約

カーオーディオシステムのビルドアップにおいて、サブウーファーの重要性と種類に焦点を当てた記事。

サブウーファーのタイプ違いと、単体サブウーファーの利点について解説。

単体サブウーファーの利点として、低音の鳴り方や設置の柔軟性を挙げられる。

[カーオーディオ・素朴な疑問]サブウーファー…マニアの多くが「単体サブウーファー」を使っているのはなぜ?

音楽好きなドライバーは多くいる。しかし、カーオーディオシステムのビルドアップが果たされることはそれと比べてかなり少ない。当連載では、その原因が□分かりづらさ□にあると仮説を立て、その根絶を目指して展開している。現在は「サブウーファー」に焦点を当てている。

クルマの中では超低音が不足しがちだ。その主たる原因は、ドアに取り付けられるスピーカーがせいぜい17cm口径までだからだ。この大きさでは、超低音までをスムーズに再生しきれない。なので、口径の大きなサブウーファーが使われることが多いのだ。

そのサブウーファーにはタイプ違いが3つある。「小型・薄型のパワードサブウーファー」「ボックスサブウーファー」「単体サブウーファー」、これらだ。

なお前回までの記事で説明してきたように、単体サブウーファー以外は「サブウーファーユニット」が「ボックス」に組み付けられた状態で製品として体を成している。ちなみにいうと、ホーム用のスピーカーも同様だ。「スピーカーユニット」がボックスに組み付けられて完成形となっている。つまり、スピーカーとしてはこの形が本来の姿だ。

しかしカーオーディオ愛好家の間では、サブウーファーユニットが裸の状態で売られている単体サブウーファーが使われることがもっとも多い。それはなぜなのかというと…。

理由は主には3つある。まず1つ目の理由は、「低音の鳴り方を自らプロデュースできるから」だ。スピーカーは何であれ、どんなボックスに組み付けるかで鳴り方が変わる。ボックスの形、仕組み、大きさを工夫することで、ローエンドまで伸びる低音を鳴らせたりタイトで快活に鳴るようにしたりできるのだ。単体サブウーファーを使う場合にはどんなボックスにするかを自ら検討できるので、「低音の鳴り方」をより幅広くコントロールできる。

理由の2つ目は、「設置の都合に合わせたボックスを用意できるから」だ。載せたい場所にジャストで収まるように作ったり、なんならトランクフロアに埋め込めるように仕上げても良い。