DirectMLがSnapdragon X Elite搭載PCをサポート

AI要約

MicrosoftはSnapdragon X Elite Compute Platform搭載Copilot+ PC向けにDirectMLをサポートすると発表。

QualcommとMicrosoftの協力により、ハードウェア性能を最大限に引き出す最適化を図っている。

WebNNのプレビュー版やDirectMLを活用したWebNNのNPUサポートも発表され、AI拡張やWebブラウザ上でのマシンラーニングモデル実行が可能となる。

DirectMLがSnapdragon X Elite搭載PCをサポート

 Microsoftは29日、マシンラーニング用APIであるDirectMLが、Snapdragon X Elite Compute Platform搭載Copilot+ PCを新たにサポートすると発表した。

 QualcommとMicrosoftが広範囲で協力し、ハードウェア性能を最大限に引き出すための最適化を図っており、Snapdragon X Elite搭載PCのNPUでDirectMLが利用可能となった。開発者がアクセスしやすくなることでWindowsにおけるAIを拡張できるとする。

 また、Windows GPU向けに「WebNN」のプレビュー版と、DirectMLを活用したWebNNでのNPUのサポートを発表した。WebNNは、Webブラウザでマシンラーニングモデルを実行するための標準規格で、WebサイトがローカルのGPUやNPUを使ってAI処理を行なうといったことが実現できる。

 同社では、今後もDirectMLやWebNNを活用したさらなる機能の実装や、生成AIを含むより幅広いAIモデルのサポートを進めていくとしている。