「プラチナバンドへの投資、それほど積極的に見えない」 KDDI髙橋社長が楽天モバイルの設備投資にコメント

AI要約

KDDI 髙橋誠社長が楽天モバイルのプラチナバンド整備について言及した。

髙橋社長は楽天モバイルのプラチナバンドに対する投資状況に疑問を示し、一方で契約数の増加に注目。

楽天モバイルへの転出ユーザーに対して通信品質の重要性を強調している。

「プラチナバンドへの投資、それほど積極的に見えない」 KDDI髙橋社長が楽天モバイルの設備投資にコメント

 KDDIの2025年3月期第1四半期決算でKDDI 髙橋誠社長が楽天モバイルのプラチナバンド整備について言及した。

 楽天モバイルが6月に開始したプラチナバンドの設備投資や同社が結ぶローミング契約への影響を問われた髙橋社長は「免許の状況などを見ると、それほど積極的にプラチナバンドの投資をされているように見えない。あれだけアピールしている割には投資されないのだな」と印象を述べた。

 一方で、楽天モバイルの契約数が750万弱に達したことに触れて「純増数増加ペースは早い。注目しなくてはいけない」と話す。しかしKDDIからの流出は、利用頻度が低いユーザーが多いという。ゆえに現時点での影響は大きくなく「この流動性で、あれだけ短期間に数字(純増数)が上がっているのは、若干違和感を感じている。しっかり(状況を)見ていかなくてはいけない」と語る。

 純増数だけに注目するのではなく、付加価値のある回線かどうかも考える必要があるとも語り、楽天モバイルに転出したユーザーは品質に不満があるという同社の調査の結果から、KDDIに戻ってもらえるように通信品質を重視する姿勢を見せた。