激震のANAマイル改訂! 今後もお得にマイルをためる4つの方法とは

AI要約

旅人にとって基本中の基本とも言えるマイレージサービスの活用方法。ANA国内線特典航空券の必要マイル数改訂の影響も解説。

効率的にマイルを貯める方法や特典航空券をよりオトクに利用するテクニックを紹介。

必要マイル数引き上げへの対策やトクたびマイルの活用方法についてのアドバイス。

激震のANAマイル改訂! 今後もお得にマイルをためる4つの方法とは

航空会社のマイレージサービスで貯めたマイルを特典航空券に変えて、オトクに旅をするのは、旅人にとって基本中の基本とも言えるテクですが、定期的にルールが更新されて、使う側は常に新しい情報へアップデートする必要があります。7月23日に発表された、ANAの国内線特典航空券の必要マイル数の改訂もそのひとつ。

 航空会社のマイレージサービスで貯めたマイルを特典航空券に変えて、オトクに旅をするのは、旅人にとって基本中の基本とも言えるテク。筆者の場合、国内旅行はもちろん、地方空港から安い国際線航空券を見つけたときに、その地方空港まではマイルの特典航空券で移動することで、旅費を抑えたりしています。ですが、マイレージサービスは定期的にルールが更新されて、使う側は常に新しい情報へアップデートする必要があります。

 

必要マイル数改訂は旅人にとって死活問題

 7月23日に発表された、ANAの国内線特典航空券の必要マイル数の改訂もそのひとつ。現在ANAで特典航空券を発券する場合、ローシーズン/レギュラーシーズン/ハイシーズンの3段階に分かれていますが、10月27日搭乗ぶんからそれぞれのシーズンで1区間・片道につき500マイルから1500マイルの引き上げとなっています。

 

 もし国内旅行を計画しているなら、10月27日以前に搭乗する旅程で特典航空券を発券したほうがオトクです。また、那覇で乗り継いで石垣島や宮古島へという旅程では、目的地までのトータルの距離で算出され、乗り継ぎ便を利用しても直行便を利用しても同じマイル数ではありますが、全体の必要マイル数が引き上げられたため、こちらも2000マイルから3000マイルほどこれまでより余計に必要となります。

 

 ANAのマイレージサービスは、筆者がメインとして貯めているということもあり、この必要マイル数改訂は旅行の回数にも直結する死活問題。そこでマイルをできるだけ効率良くゲットし、さらに極力必要マイル数を節約して特典航空券を発券する工夫が必要となります。

 

効率よくマイルをためたい!

方法1 ANAのサイトを経由して予約する

 ANAでマイレージを貯める場合、ANA便や提携航空会社に有償チケットで搭乗するのはもちろん、日常生活でも専用のクレジットカードを利用したり、特定のサービスを経由することで貯めることができます。たとえば、旅行に必須の宿泊先予約をする場合、ANAのサイトを経由してホテル予約サイトへと移動し予約することで、200円につき1マイルが付与されたりします。

 

 この「ANAのサイトを経由して」というテクは、宿泊の予約だけでなくレンタカーなどの旅行関係だけでなく、ECサイトやフードデリバリーといったサービスにも対応しています。また、「ANAマイレージモール」には、楽天市場やAmazonなどのECサイトも登録されているため、日用品の日々の支払いは常になんらかのマイルが付与されるようにして、効率良くマイルを貯めていきましょう。

 

効率よくマイルをためたい!

方法2 ANAのアプリを入れて歩く

 また以前の連載記事(「歩くだけでマイルが貯まるANAのアプリがオススメ! 最大1万マイルが当たる「ガチャ」も回せる」)でも紹介したように、日々の移動でポイントを貯めてマイルを入手できるサービスもあります。旅好きの筆者のオススメは「ANA Pocket」アプリ。ただ移動しているだけなのに、それがマイルになるなら利用しないともったいないですよね。ちなみに筆者は今月、普段通り生活しているだけで900マイルほどゲットしました。

 

効率よくマイルをためたい!

方法3 ANAのメタバースを散歩する

 さらにANAは「ANA GranWhale」というメタバースサービスも提供。スマートフォンの専用アプリ(iOS/Android)から利用するのですが、こちらもメタバース内で入手できるグランチップを集めることで、マイルを無料でゲットできるガチャが1回200グランチップで引けます。ゲーム感覚で毎日ログインしてチャレンジするだけで、気軽にマイルを貯められるというわけです。

 

効率よくマイルをためたい!

方法4 火曜にチケットを買う

 極力必要マイル数を節約して特典航空券を発券するのにオススメなのが、「トクたびマイル」。これは毎週特定の路線だけ必要マイル数の半分で特典航空券が発券できるサービス。つまり片道ぶんのマイルで往復の特典航空券がゲットできるわけです。

 

 トクたびマイルの対象路線は、毎週火曜日のお昼頃に発表。対象は、その週の木曜日から翌週の水曜日までの便となっています。かなり直前なので、長期的な旅行計画には不向きですが、例えば「この週末はゆっくり休めそうなので、ちょっと遠出しようかな」というときに、トクたびマイルの対象路線から旅先をチョイスするといった使い方ができます。

 

 筆者の場合、地方空港から国際線で海外へ旅立つというケースで、地方空港へ向かう飛行機移動にマイルを使うこともあります。狙っている便をチェックしておき、トクたびマイルが発表される火曜日まで待って、もし対象便があればトクたびマイルを使って、お得にマイル予約するというわけです。

 

 もちろん、狙っている便が先に満席になってしまえば予約できないため、筆者はトクたびマイルが発表される前から、頻繁にANAのサイトにアクセスして残席を確認しています。事前に満席になってしまいそうなときは早々に諦め、泣く泣く通常のマイル数で特典航空券を発券します。もちろん、トクたびマイルの対象路線にならなかった場合も、泣く泣く通常のマイル数で特典航空券を発券していますが。

 

 人気シーズンを避けた「ずらし旅」を計画している人は、この方法を知っておくと、通常よりもマイルを節約できてお得に旅立つことができます。

 

 というわけで、必要マイル数の引き上げが発表されたANAのマイレージサービスですが、工夫次第ではより多くマイルが獲得でき、かつ必要マイル数も節約できる方法があります。みなさんも工夫して、ANAの特典航空券で旅をしましょう!

 

この記事を書いた人──中山智(satoru nakayama)

世界60ヵ国・100都市以上の滞在経験があり、海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。

 

「旅人ITライターさとる」(IT系メイン)

「さとる・たべる・あそぶ」(旅行・エンタメ系メイン)

文● 中山智 編集●こーのス