JPCERT/CC が朝日新聞CSIRT、ノースグリッド、参天製薬の正木氏に2024年度の感謝状

AI要約

一般社団法人JPCERTコーディネーションセンターは、サイバーセキュリティ対策に貢献した人物や組織に感謝状を贈呈したことを発表。

JPCERT/CC感謝状制度に基づき、感謝状を贈呈した組織や個人が紹介された。

贈呈された組織や個人の活動内容や貢献について具体的な詳細が述べられている。

JPCERT/CC が朝日新聞CSIRT、ノースグリッド、参天製薬の正木氏に2024年度の感謝状

 一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月19日、サイバーセキュリティ対策活動に特に顕著に貢献した人物や組織に感謝の意を表し、感謝状を贈呈したと発表した。

 これは、JPCERT/CCが2014年4月に制定した、国内においてサイバーセキュリティインシデントの被害の低減に大きく貢献した人に感謝の意を表することを目的とした「JPCERT/CC感謝状制度」に基づくもの。2024年度に感謝状を贈呈したのは次の通り。

・株式会社朝日新聞社 朝日新聞社CSIRT

 朝日新聞社CSIRTは自社を対象としたサイバー攻撃への対応を行うかたわら、収集・分析した情報をJPCERT/CCへ継続的に報告している。これらの情報は新たな脅威の発見や他の被害組織との連携につながるなど非常に有用なものであり、インシデントの予防や対策の普及に多大な貢献をした。

・株式会社ノースグリッド

 ノースグリッドは自社が提供する製品の脆弱性とそれを悪用する攻撃事案におけるJPCERT/CCとの連携において、脆弱性の修正と公表を行うだけでなく、発生した攻撃活動に関して被害組織との連携やインシデントレスポンスにつながる情報を提供、効果的な対応を行うための多大な協力をし、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップにおける重要な模範事例を与えた。

・参天製薬株式会社 正木文統氏

 正木氏は同社のサイバーセキュリティ対策推進の中核として活動するかたわら、製薬関連企業の情報セキュリティ担当者の集まり等で知見の共有を積極的に行うなど、製造業における制御系のサイバーセキュリティについて内外の関係者との連携に取り組んでいる。JPCERT/CCの制御システムセキュリティの活動に対しても、製造現場のさまざまな知見の共有のほか、製造業の制御システムセキュリティ担当者コミュニティーにおいて課題検討の推進役として尽力している。