Assimp にヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性

AI要約

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)およびJPCERT/CCは、Assimpにおけるヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性についてJVNで発表した。

影響を受けるシステムや脆弱性の詳細について報告があり、開発者からのアップデート呼びかけもある。

本脆弱性を修正したバージョンの提供状況も示されている。

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月18日、Assimpにおけるヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。NTTセキュリティホールディングス株式会社の川古谷裕平氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。

Assimp 5.4.2より前のバージョン

 Open Asset Import Libraryが提供するAssimpには、ヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在し、第三者によって細工されたファイルが入力されると任意のコードを実行される可能性がある。

 JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版にアップデートするよう呼びかけている。なお開発者は、本脆弱性を修正したバージョン5.4.2をリリースしている。