日立、家庭用エアコン事業をボッシュに売却

AI要約

日立グローバルライフソリューションズは、ジョンソン・コントロールズ・インターナショナルとの合弁会社をボッシュに売却し、日立ブランドの空調機器を提供することで合意した。

家庭用空調事業はボッシュに移管され、業務用空調事業は日立GLSが一貫して運営する体制を構築する予定。

取引完了までに約1250億円の事業再編等利益が見込まれている。

日立、家庭用エアコン事業をボッシュに売却

家庭用エアコン「白くまくん」ブランドで知られる日立グローバルライフソリューションズ(日立GLS)は7月23日、ジョンソン・コントロールズ・インターナショナル(JCI)との合弁会社「ジョンソンコントロールズ日立空調(JCH)」の全株式を、ドイツのボッシュに売却することで合意したと発表した。新会社は日立GLSとブランドライセンス契約を結び、引き続き日立ブランドの空調機器を世界中で提供する。

 家庭用エアコン「白くまくん」ブランドで知られる日立グローバルライフソリューションズ(日立GLS)は7月23日、ジョンソン・コントロールズ・インターナショナル(JCI)との合弁会社「ジョンソンコントロールズ日立空調(JCH)」の全株式を独ボッシュに売却することで合意したと発表した。新会社は日立GLSとブランドライセンス契約を結び、日立ブランドの空調機器を世界中で提供する。

 

 この取引により、家庭用エアコン「白くまくん」ブランドを含む家庭用空調事業は実質的にボッシュに移管される。一方で、業務用空調機器の開発・製造拠点である清水事業所は日立GLSが取得し、国内の業務用空調事業を一貫して運営する体制を構築することになる。

 

 日立GLSは、ボッシュの欧州でのネットワークを活用し、日立ブランドの空調機器のグローバル展開を強化する狙い。データセンターやグリーンビルディングなどの成長分野へのソリューション展開も加速させる計画だ。

 

 取引は2026年3月期第1四半期までに完了する予定で、日立は約1250億円の事業再編等利益を計上する見込み。

 

 

文● ASCII