テラスカイ、Salesforceの画面開発ツール「SkyVisualEditor Ver.21.0」を提供

AI要約

株式会社テラスカイはSalesforceの画面開発ツール「SkyVisualEditor」の新版「Ver.21.0」を提供開始した。

SkyVisualEditorはSalesforceの画面をノンプログラミングで開発できるツールで、Lightning Experienceにも対応している。

今回の新版では、LC版Studioで作成したレコードフォームとフレキシブルデータテーブルを連携する機能が追加され、集計行機能も強化された。

テラスカイ、Salesforceの画面開発ツール「SkyVisualEditor Ver.21.0」を提供

 株式会社テラスカイは22日、Salesforceの画面開発ツール「SkyVisualEditor」の新版「同 Ver.21.0」を提供開始したと発表した。

 SkyVisualEditorは、Salesforceの画面をノンプログラミングで開発できるツール。マウスのドラッグ&ドロップだけでVisualforceページの容易に生成できるほか、Lightning Experienceにも対応しているので、VisualforceページのLightning移行をスムーズに行えるという。

 今回は、Visualforceを使わずにLightningコンポーネントを作成する「SkyVisualEditor LC」において、Salesforce上でExcelのような操作性を実現するデータテーブル「フレキシブルデータテーブル」で表示中のレコードを、LC版Studioで作成したレコードフォームに連携する機能を新たに提供する。

 LC版Studioでレコードフォームの「レコード連携を有効化」プロパティをONにしてデプロイし、フレキシブルデータテーブル側でも機能を有効化するだけで、レコードフォームがフレキシブルデータテーブルと連携し、レコードも連携されるようになる。これにより、SkyVisualEditor VFの詳細パネルのように利用できるとのこと。

 またフレキシブルデータテーブルに集計行機能が追加され、行の各項目の集計値が表示されるようになった。フィルター機能で絞り込んだ行や、まだ保存していない新規行の値も集計可能なため、例えば「明細行のカテゴリー別の各価格の合計が、予算と一致するように新規行の値を設定したい」といった場合に、便利に利用できるという。

 なお、対象項目のSalesforceデータ型に対応した合計・平均・最大・最小・個数の5つの集計種別を、プルダウンからクリック操作のみで切り替え可能になっている。

 このほかフレキシブルデータテーブルでは、新規行の追加機能や、複数行項目の一括編集・一括削除機能などが追加されている。

 一方、Visualforce版であるSkyVisualEditor VFでは、Salesforce Classicのみ対応していたページ割り当てテンプレートが、Lightning Experienceで利用できるようになった。

 「Lightning Experienceでレコードタイプ別のレコード編集画面へ遷移させる」といったケースでは、これまでは「複数のカスタムボタンを配置する」などの代替手段が必要だったが、今回の機能強化により、標準のレコード編集ボタン1個から複数のレコード編集画面への自動遷移が可能になっている。