今どきのWeb会議は「顔出し」しなくても問題ないの? 年齢や性別によって異なる常識

AI要約

テレワークが定着する中、オンライン会議での顔出しの実態について調査結果が公開された。

男女や年齢によって顔出しの割合に差があり、20代は顔出しを避ける傾向があることが明らかになった。

会議や業務を円滑に進めるために、参考にできる結果となっている。

今どきのWeb会議は「顔出し」しなくても問題ないの? 年齢や性別によって異なる常識

コロナ禍の外出自粛で一気に浸透していったテレワーク。それに伴い、オンライン会議に参加する機会が増えた人もいるでしょう。その際に顔出ししている人はどのくらいいるのか、調査結果が公開されたので見ていきましょう。

コロナ禍では外出自粛のため、やむなく実施していた感があったテレワークですが、今では新たな働き方の1つとして定着してきています。それに伴い、会議やミーティングもオンラインで行われるようになっていきました。そこで株式会社LASSICは、全国のテレワークやリモートワークを経験したことがある20歳~65歳のワーキングパーソン男女1044名を対象に、「オンラインミーティング時の顔出しに関する調査」を実施。

まずは、「オンラインミーティング中に顔出しをしていますか?」と質問したところ、最も多かったのは「場合によってはする」の36.78%でした。さらに、「する」が14.08%、「会社の方針で顔出ししなければならない」が6.61%で、「顔出しする」という回答の割合は合わせて57.47%という結果でした。

反対に、しないという回答は「ほとんどしない」の11.11%、「しない」の28.64%、「会社の方針で顔出しをしてはいけない」の2.78%で、合わせて42.53%でした。全体の約1割は、会社の方針によって顔出しをするかしないかが決められていることもわかりました。

続いて男女別の結果を見ていきましょう。「する」「場合によってはする」「会社の方針で必ず顔出しをしなければいけない」を合わせた「顔出しする」という回答は、男性が65.13%、女性が49.71%で、女性のほうが15.42ポイント少ないことがわかりました。

男性よりも女性のほうがオンラインで顔出ししない人が多いのには、在宅ワークの際は化粧をしておらず、すっぴんを見せたくないなどの理由がありそうですね。

最後に、年齢によって違いがあるのか見ていきましょう。最も割合の高い「場合によってはする」の項目を見てみると、30代が43.40%と最も多く、最も少ない60代は32.68%でした。また、顔出しを「する」と応えた人が最も多かったのは60代で18.54%、最も少なかったのは20代で12.26%でした。

これらの結果から、20代の多くの人が、なるべくなら顔出しをしたくないと思っていることがわかりました。ネットやオンライン、SNSなどで繋がることに慣れている20代は、会議の際に顔が見えなくても不安になる人が少ないのかもしれません。

オンライン会議での「顔出し」というテーマにも男女差、年齢による差があることがわかりました。互いの心情に配慮しながら、ストレスなく会議や業務を円滑に進められるように、ぜひこの結果を参考にしてみてください。

出典元:【株式会社LASSIC】

https://www.lassic.co.jp/