[car audio newcomer]トヨタ ウィンダム(山崎大士さん)by Warps 後編

AI要約

愛車のトヨタ『ウインダム』には、フォーカルのK2パワーシリーズのスピーカーを移設し、さらなる高音質化を目指してサブウーファー設置などの計画を始めた。

外部パワーアンプを追加することで音質が大幅に向上し、オーナーは満足のサウンドを体験している。

今後は内装カスタムにも注力し、カスタムスタイルの目標を西海岸のUSストリートのイメージに置いている。

[car audio newcomer]トヨタ ウィンダム(山崎大士さん)by Warps 後編

愛車のトヨタ『ウインダム』に対して、前に乗っていたマツダ『ロードスター』から使い続けているフォーカルのK2パワーを移設。広島県のWarpsでアウターバッフル化やサブウーファー、外部パワーアンプの追加を果たしてさらなる高音質化を計画することになった。

◆低音~高音のバランスの良いサウンドを目指し、車室内に向けたサブウーファー設置を計画する

楽器の音も美しくバランス良く聞けることを念頭に、フォーカルのK2パワーシリーズのスピーカーを選んだ山崎さん。ここまでの経緯は前編でお伝えした通りだ。さらに、ウインダムをもっと良い音にしたいと思ったことから、さらなるシステムアップをワープスのスタッフと相談する。ひとつのプランがサブウーファー追加だった。

「低音を充実させてバランスの良い音にしたいと思ったんです。さらにサブウーファーは車内側に向けて設置したいとリクエストしたんです。こうすることで、よりダイレクトな低音が聴けるんじゃないかと思ったからです。ショップで相談してみたら、トランクスルーを使ってサブウーファーの振動板をキャビンに向ける方法があることを紹介されてお願いすることにしました」

また各スピーカーのドライブには外部パワーアンプを用いる充実したシステムを組むことも計画している。

「前に乗っていたロードスターから使い続けているフォーカルのK2パワーのスピーカーがすごく気に入っているので、そのパフォーマンスをフルに発揮させるにはパワーアンプの追加が効果的なのではないかと思ったんです」

こうしてフォーカルのFDX4.400SQとFPX1.1000(サブウーファー用)の2台を設置。その結果、サウンド面では大きく進化してオーナーも好みのサウンドに仕上がった。

「出力に余裕が生まれて情報量もすごくアップしています。小音量でも大音量でも良い音になったのが特に気に入っている点です。これもパワーアンプの影響だと感じています」

◆ヘッドユニットの内蔵DSPでコントロール、サブウーファーは現在エージングの真っ最中

前車から使い続けるフォーカルのK2パワーのスピーカーシステムに加えて、サブウーファー、パワーアンプなどを追加してシステムを強化したウインダム。システム全体をコントロールするためのヘッドユニットとしてチョイスしたカロッツェリアのDMH-SZ700。スピーカーをマルチ接続することで、各スピーカーのコントロールを内蔵DSPで行う。車載機ならではの使い勝手の良さもお気に入り。

「インストールが完成して、サウンドにも満足しています。現在は新しく取り付けたサブウーファーのエージング中です。1カ月に約2000kmは走るので、その間ずっと音楽を聴いているのですが、どんどんサブウーファーの音が変わってくるのがわかります。少しずつ低音の明瞭度が上がっているのを感じるんです。合わせてフロントスピーカーを加えた全体の音もクッキリしたサウンドに変化しているようで、ますます高音質化していく愛車が楽しみになってます」

◆高音質化の次にターゲットにするのは、見せる効果満点のカスタムインストレーション

山崎さんは仕事終わりには必ずドライブに出かけるほどの運転好き。時間があるとふらっと山口県や兵庫県まで足を伸ばすこともあるほど。同時に音楽も大好きでドライブの間はずっと好きな曲を楽しんでいる。

「オーディオが高音質になってドライブがさらに楽しくなっています。今はまっているのがドライブに出かけてかっこいい街並みを見つけたらクルマと絡めて写真を撮ることです。中でも香港映画に出てくるような市街が一番の好物なんですよね」

ウインダムの高音質化はかなりのレベルまで来ていると感じた山崎さん。現在、次に見据えているのは内装カスタムだ。

「以前からカスタムオーディオにも興味があったんですが、今後は外向きスピーカーの設置や、トランクルームへのカスタムインストレーションなども計画していきたいと思っています」

高音質化では一定の目標を達した山崎さんだが、オーディオの楽しみ方はまだまだ奥が深い。内装カスタムのレベルアップの一環としてもオーディオインストールをさらに充実させていく予定だ。

「カスタムスタイルの目標にしているのは西海岸のUSストリートのイメージです。ただしショーカーではなく、普段使いできる“ゲタ車”の雰囲気は残しつつ仕上げていきたいと思っています」

カスタムとオーディオのを融合させたクルマ作りを実戦する山崎さん、その両方が相談できるワープスとの出会いから二人三脚でこれからもウインダムを進化させていく予定だ。

土田康弘|ライター

デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。