「Microsoft Loop」テーブルの更新通知、Power Automateライセンスなしで利用可能に

AI要約

米Microsoftは7月10日、Power AutomateライセンスなしでもMicrosoft Loopのテーブルとテーブルテンプレートがアプリ内通知を有効にできるようになった。

LoopとPower Automateの統合により、自動化プロセスがサポートされたが、ライセンスが必要だった。今回のアップデートで、ライセンス不要でアプリ内通知の自動化が可能になった。

Loop通知の構成機能が追加され、プロジェクトマネージャーの通知や重要アクティビティの情報共有など、さまざまなシナリオで活用される見通し。

「Microsoft Loop」テーブルの更新通知、Power Automateライセンスなしで利用可能に

 米Microsoftは7月10日(現地時間)、「Microsoft Loop」のテーブルとテーブルテンプレートが「Power Automate」ライセンスなしでもアプリ内通知を有効にできるようになったと発表した。すべての「Loop」ユーザーに展開される。

 今年初めに「Loop」と「Power Automate」が統合され、「Loop」テーブルが更新されたときに「Outlook」でメールを送信したり、「Teams」で指定された受信者にメッセージを送信するといったプロセス自動化がサポートされた。しかし、これには「Power Automate」のライセンスが必要だったため、活用できない現場も少なくない。

 今回のアップデートでは、「Loop」アプリ内でカスタム通知を構成する機能が追加され、「Power Automate」ライセンスがなくてもある程度の自動化が行えるようになった。「Loop」でトリガー(発動条件)とアクションをルールとして記述すれば、それが満たされた場合に選択した受信者へ「Loop」通知が送信される。

 同社は、この機能を活用できるシナリオとして、プロジェクトマネージャーが課題の完了通知を自動で受け取れるようにしたり、提案したアクティビティが過半数の票を獲得したときに知らせてもらったりといったケースを想定しているという。