ニコニコ、「近いうちに復旧見込み時期伝える」と公式Xでアピール、「ニコニコ広場(Re:仮)」の公開も

AI要約

ニコニコ公式X(旧Twitter)アカウントは7月12日、ニコニコの各種サービスの復旧状況と新サービスについて報告した。

サイバー攻撃による影響について、復旧見込み時期が近づいていることを示唆。

期間限定のチャットサービス「ニコニコ広場(Re:仮)」もリリース開始。

新サービスの詳細やサービス復旧に必要なデータ、チャットサービスの機能について紹介。

ニコニコ関連の様々なサービスや動画に関心のあるユーザーに向けた情報提供。

ニコニコ、「近いうちに復旧見込み時期伝える」と公式Xでアピール、「ニコニコ広場(Re:仮)」の公開も

 ニコニコ公式X(旧Twitter)アカウントは7月12日、ニコニコの各種サービスの復旧状況について報告した。復旧の見通しが立ち、近いうちに復旧見込み時期も伝える予定だという。また、同日にリアルタイムでユーザー同士が交流できるチャットサービス「ニコニコ広場(Re:仮)」の運用を開始した。

■ サイバー攻撃による影響、「復旧見込み時期も近いうちにお伝えできる」

 6月8日未明、KADOKAWAグループの複数のウェブサイトが利用できない事象が発生した。ニコニコでも各種サービスを利用できない状況が現在も続いており、「ランサムウェアを含む大規模なサイバー攻撃」が原因であるとされている。

 12日の公式Xによると、ニコニコ各種サービスの復旧は順調に進んでおり、近いうちに復旧見込み時期も伝えることができる予定としている。

 Xでの発表時点では、「動作確認や性能テスト、セキュリティ監査など、サービスの提供再開に必要な工程を洗い出し中」だという。

 サービス復旧に必要なデータについては、無事が確認された。無事が確認されたデータは、ニコニコ動画の動画・コメント、ニコニコポイント・課金履歴、ニコニコ静画(イラスト)、ニコニ立体、ニコニ広告など。いずれも、暗号化されずに残っていたものや、バックアップに保存されていたものとしている。なお、ニコニコ生放送のタイムシフト・コメントデータは引き続き被害状況を確認している。

■ 期間限定のチャットサービス「ニコニコ広場(Re:仮)」リリース

 また、ニコニコは、「ニコニコ広場(Re:仮)」を12日よりリリースを開始した。ニコニコ動画(Re:仮)で公開中の動画に紐づいて広場(チャットルーム)が設置され、アカウントの登録は必要なく、スマートフォンまたはPCから、匿名・無料で利用できる。

 特定のタグをテーマにした動画の視聴ページに、広場(チャットルーム)への入り口が表示される。ユーザーは広場に参加した時点で自動で適当な名前が与えられ、参加しているほかのユーザーとチャットできる。

 対象のタグはニコニコ動画で公開中の動画によく見られるタグから選出しており、動画ラインアップの変更に応じて、タグのラインアップも変更する予定。そのため、広場自体が消滅する場合もあるという。

対応デバイスは以下の通り。

・PC版ニコニコ動画(Re:仮)

・スマートフォンブラウザ版ニコニコ動画(Re:仮)

・Android/iOS版ニコニコ動画アプリ

 同サービスは、6月14日に提供開始した「ニコニコ動画(Re:仮)」の関連サービスにあたる。ニコニコ動画のサイバー攻撃以前から開発していたとしており、開発チームの有志によって3日間で構築された。なお、限定サービスとして試験的に提供するものとしており、ニコニコ動画(Re:仮)の”消滅”(サービスが完全に復旧されたタイミング)にともない、同サービスも消滅するという。