若者の恋愛離れが加速?「デートする相手がいない」が約7割。若者意識を30年前と比較【博報堂調べ】

AI要約

若者調査によると、最近の若者は母親と共通の趣味を持つ割合が増加しており、尊敬する相手や影響を受ける相手としても母親が注目されている。

一方で、デートをしない若者が増えており、恋人よりもお金や時間を求める傾向が強まっている。

さらに、居心地のいい相手や支えてほしい相手に同性を選ぶ傾向が強くなっている。

若者の恋愛離れが加速?「デートする相手がいない」が約7割。若者意識を30年前と比較【博報堂調べ】

博報堂生活総合研究所は、19~22歳未婚男女を対象に「若者調査」を実施した。30年前の1994年調査と比べて、若者の意識がどう変化したのかを調べている。

 

まず、「母親と共通の趣味がある」という項目では、50.7%の人が「はい」と答えており、1994年から20.8ポイントの増加となった。「父親と共通の趣味がある」という人も増えているが、母親の増加量の方が大きかった。

また、「尊敬する点が一番多い相手」では「母親」が1994年から14.6ポイント増加して「父親」を逆転。かつて父母で大きな差がなかった「自分の価値観や考え方に一番影響を与えている相手」においても、「母親」が+19.6ポイントで急上昇した。

 

続いて、「デートをする相手がいない」という若者は、1994年から22.1ポイント増加し、67.3%を占めた。

一方で、「今一番欲しいもの」ランキングでは、「恋人」は5位→10位と大きく順位を下げる結果に。なお、2024年のランキングでは、1位「お金」2位「時間」3位「自由」の順となった。

また、「自分にとって居心地のいい組み合わせ」「落ち込んだ時に一番そばにいて欲しい相手」の項目では、いずれにおいても「同性」が大幅に増加して過半数に転じ、「異性」を大きく上回った。

 

・【調査対象】首都40km圏/19~22歳未婚男女および49~52歳男女

・【調査人数】800人

・【調査時期】2024年1月11日~2月26日

・【実査集計】H.M.マーケティングリサーチ