夏休みで海に…「猛毒」の小さいタコに要注意。警視庁も発信、見た目や生息場所は
海で注意されている猛毒を持つ「ヒョウモンダコ」の特徴について
国内外で起こった被害事例と注意喚起内容
警視庁、自治体、東京都公園協会などが注意を呼びかけている
猛毒を持つ「ヒョウモンダコ」について、警視庁災害対策課が注意を呼びかけている。10センチほどと小さいが、かまれると呼吸困難を起こすこともあり、海外ではかまれた人が死亡した事例もある。
いったいどんな見た目なのか。そして、どこに潜んでいるのか。
警視庁によると、ヒョウモンダコは海の岩場などに生息する10センチほどの小型のタコ。しかし、非常に強い毒を持っており、関東近県の海でも目撃されているという。
同様の注意喚起は自治体も行っている。
島根県は、「ヒョウモンダコの唾液には神経毒であるテトロドトキシンが含まれており、かまれると呼吸困難を起こすこともある危険な生物です」と発信。
浅い海の岩礁、サンゴ礁、砂と小石混じりの海底に生息しているといい、「刺激を受けると青いまだら模様が見える」という。
国内では愛媛県で男性がかまれて入院したほか、海外では死亡事例もあることも紹介した。
東京都公園協会も、唾液に含まれる毒について「噛まれると体内へ注入されてしまう」とし、「潮だまりにいることもあるので、小さなタコには触らないように」と注意を呼びかけていた。
警視庁の投稿には、「そんな生物に見えないけど毒あり。覚えておきます」「こんなに小さいのか」「関東でも毒があるタコがいるなんて知らなかったです」といった声が寄せられていた。