JDI、2,527dpiに達したHMD用ディスプレイ

AI要約

株式会社ジャパンディスプレイ(JDI)は、2,527dpiの高精細度VR/ARヘッドマウントディスプレイ用2.15型ディスプレイを開発した。

画質向上と没入感を両立するために、Field of Viewやアイボックスの視覚範囲を考慮した2型クラスの画面サイズが必要とされた。

LTPOとCOA技術を組み合わせることで、片目解像度3,840×3,840ドットを実現し、screen door effectを低減してより鮮明な映像体験を提供する。

JDI、2,527dpiに達したHMD用ディスプレイ

 株式会社ジャパンディスプレイ(JDI)は、ガラス基板ベースでは世界最高の精細度である2,527dpiを実現したVR/ARヘッドマウントディスプレイ(HMD)用2.15型ディスプレイを開発したと発表した。

 HMDで求められる没入感の向上には、鮮明で自然な画質とともに視点を動かさずに見える範囲であるField of View、画面が歪みなく見えるアイボックスの両立を実現する2型クラスの画面サイズが必要である。

 今回、LTPO(Low-Temperature Polycrystalline Oxide)およびCOA(Color Filter on Array)技術を組み合わせることで2型クラスで片目解像度3,840×3,840ドットを実現。これにより、従来では不十分だったレンズ越しに画素パターンが見えてしまう現象「screen door effect」が抑えられ、より鮮明でリアルな映像体験を実現するという。