「Google Workspace」の「AppSheet」と「Google フォーム」の統合が一般提供開始など
米Googleは6月21日に「Google Workspace」のアップデート内容を公開した。
アップデートの内容は、「AppSheet」と「Google フォーム」の統合、Google Chat APIを使用したGoogle グループのメンバー追加・削除可能に、クライアント暗号化されたGoogle ドキュメントのコメント・アクション機能の一般提供である。
アップデートの影響を受けるユーザーや展開スケジュールも明記されている。
米Googleは6月21日(現地時間、以下同)、「Google Workspace」の6月16日週のアップデートまとめを公開した。公開された内容は3つ。
■ 「AppSheet」と「Google フォーム」の統合が一般提供開始
ノーコードでアプリ開発できるツール「Appsheet」と「Google フォーム」の統合が一般提供を開始した。これにより「Google フォーム」への回答をトリガーとした自動化や、「Google フォーム」をデータソースとしたアプリ開発、「Google フォーム」をフロントエンドにしたアプリ開発などが可能となる。
利用可能になったのは以下のユーザーで、即時リリース・計画的リリースドメインともに展開が済みだ。
・Business Starter
・Business Standard
・Business Plus
・Enterprise Standard
・Enterprise Plus
・Enterprise Essentials Plus
・Education Standard
・Education Plus
・Teaching & Learning Upgrade
・Frontline Starter
・Frontline Standard
・AppSheet Starter
・AppSheet Core
・AppSheet Enterprise Standard
・AppSheet Enterprise Plus
■ Google Chat APIを使用して「Google グループ」のメンバーを追加・削除可能に
Google Chat APIを使用してGoogle グループをメンバーに追加および削除するオプションが追加された。現在、即時リリース・計画的リリースドメインともに展開中で、全ての「Google Workspace」のユーザーが利用可能だ。
■ クライアント暗号化された「Google ドキュメント」のコメント・アクションが一般提供
クライアント側で暗号化された 「Google ドキュメント」でほかのユーザーと共同作業を行い、コメントの追加や編集、返信、フィルタリング、削除できる機能が一般提供となった。また、ユーザーにアクションアイテムを割り当てることができる。
即時リリースドメインは現在展開中で、計画的リリースドメインは7月2日から展開を予定している。利用可能なユーザーは以下の通り。
・Google Workspace Enterprise Plus
・Education Standard
・Education Plus