米、ロシア企業幹部ら12人制裁 ウイルス対策ソフトに懸念

AI要約

米財務省がロシアの情報セキュリティー大手「カスペルスキー研究所」の幹部ら12人に制裁を科すことを発表。

カスペルスキーのウイルス対策ソフトに安全保障上の懸念があり、制裁によって米国内の資産を凍結し、金融取引も制限する。

同社に関する懸念から、財務省と商務省が対応を強化し、市民を悪質なサイバー攻撃から守るための措置を講じている。

米、ロシア企業幹部ら12人制裁 ウイルス対策ソフトに懸念

 【ワシントン共同】米財務省は21日、ロシアの情報セキュリティー大手「カスペルスキー研究所」の幹部ら12人に制裁を科すと発表した。同社のウイルス対策ソフトについて、情報流出など安全保障上の懸念があるとしている。制裁によって、米国内の資産を凍結し、金融取引も制限する。

 財務省幹部は、制裁によって「悪質なサイバー攻撃から市民を守る」と強調。カスペルスキーを巡っては、商務省も20日に、米国内での販売やサービスの提供を禁止すると発表した。