「Gemini 1.5 Pro」がGmailやGoogleスプレッドシートなどに統合

AI要約

Googleは、Google Workspaceの利用者を対象に、GmailやGoogleドキュメント/スプレッドシート/スライド/ドライブにGemini 1.5 Proを統合した。

統合により、Gmailではメールスレッドの要約やスレッドへの返信の提案などが可能になり、モバイルアプリでも利用できる。

さらに、Googleドキュメントやスプレッドシート、スライドにもGeminiを統合することで、コンテンツ作成やデータ整理が容易になる。

「Gemini 1.5 Pro」がGmailやGoogleスプレッドシートなどに統合

 Googleは、Google Workspaceの利用者を対象に、GmailおよびGoogleドキュメント/スプレッドシート/スライド/ドライブのサイドパネルに同社の大規模言語モデル(LLM)である「Gemini 1.5 Pro」を統合した。

 Gmailにおける統合により、メールスレッドの要約やスレッドへの返信の提案、メール下書きの作成のサポート、受信トレイ内のメールやGoogleドライブのファイルに対しての質問や特定の情報検索が可能になった。

 サイドパネルを介してアクセスできるWebのみならず、AndroidおよびiOSのGmailモバイルアプリでもGeminiが利用可能となっており、画面が小さいスマートフォンでは長文やスレッドを読むのに特に有効に活用できるという。

 スケジュールされたリリースドメインはWebのみ7月8日より段階的に展開される(最大15日程度かかる)が、モバイルアプリや即時リリースドメインでは本日よりに完全に展開されている(利用可能になるまで1~3日かかる場合がある)。

 一方Googleドキュメントやスプレッドシート、スライドなどにGeminiを統合することで、コンテンツの作成や校正、情報の要約、ブレインストーミング、ほかのファイルに基づいたコンテンツ作成が容易になる。スライドでは、スライド生成やカスタム画像の生成が可能。スプレッドシートへの統合により、データの追跡や整理が容易になるという。

 こちらも即時リリースドメインでは本日より完全に展開されている(最大1~3日)ほか、スケジュールされたリリースドメインでは7月8日より段階的に展開(最大15日)される。