「HELLO MOBILITY」に東急バスが運営事業者として参画、営業開始

AI要約

OpenStreetと東急バスは、小型EVやEVスクーターなどのモビリティシェアサービスを展開する"HELLO MOBILITY"で、"C+pod"のカーシェアステーションを東京都世田谷区と神奈川県横浜市に設置して乗り捨て可能なカーシェアサービスを開始。

東急バスは、移動手段の多様化に対応する取り組みの一環として小型EVのステーションを2カ所設置し、地域の利便性向上や街の活性化を目指す。将来的にはさらなるステーション拡大を計画。

「WISE Living Lab」などでの設置では、太陽光発電設備などを活用し、環境に配慮したモビリティの充電も可能。さらなる地域の移動利便性向上と脱炭素化に貢献する。

「HELLO MOBILITY」に東急バスが運営事業者として参画、営業開始

 OpenStreetと東急バスは6月12日に、小型EVやEVスクーターといったモビリティシェアサービス「HELLO MOBILITY」で展開する「C+pod」(トヨタ自動車製)のカーシェアステーションを、東京都世田谷区と神奈川県横浜市の2カ所に設置して、乗り捨て可能なカーシェアサービスを開始している。

●「C+pod」のカーシェアステーションを世田谷区・横浜市に設置

 東急バスは、移動手段の多様化が進む中で乗車定員が約1.5倍の連節バスやオンデマンドバスの運行、自動運転モビリティの実証実験といった、さまざまな取り組みを進めてきた。その一環として同社は、シェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」の運営事業者として参画しており、現在は同社の展開するバス路線と接続しやすい場所を中心に35カ所のステーションを設置し、バス停から効率的に移動できる環境を提供している。

 

 同社は今回、移動手段の多様化による地域の利便性向上や街の活性化を目的に、小型EVやEVスクーターなどのモビリティシェアサービス「HELLO MOBILITY」に運営事業者として参画し、小型EVのステーションを2カ所設置した。東急バス等々力操車所、オアシスたまプラーザのステーションにそれぞれ1台ずつ、計2台の小型EV「C+pod」を配置したほか、2023年度に「横浜市版脱炭素化モデル事業」として選定された「田園都市線たまプラーザ駅北側エリア・脱炭素推進モデル事業」として行っている、田園都市線たまプラーザ駅北側に位置する次世代郊外まちづくりの活動拠点「WISE Living Lab」にもステーションの設置を予定している。「WISE Living Lab」には、太陽光発電設備、蓄電池、モビリティ充電器などを設置することによって、発電した電力を活用した「C+pod」の充電を可能にする。

 今後は、「HELLO CYCLING」や「HELLO MOBILITY」のステーションを増やしていくことで、バス路線に加えてシェアサイクルや小型EVなど環境にもやさしい多様なモビリティを選択できる環境を整え、地域の人々の移動利便性向上、地域活性や街の価値向上、脱炭素社会へとつなげていく。