つばさの党はもっと慎重に扱うべきだった…演出ブレブレの「ワイドナショー」に「だったらなぜ松本人志を出演させなかった?」の声

AI要約

ワイドナショーでつばさの党の代表者らが公職選挙法違反容疑で逮捕された件が取り上げられなかったことが問題となっている。

つばさの党が前代未聞の選挙妨害を行ったことが取り上げられ、乙武洋匡氏や田村淳のコメントも紹介された。

逮捕されたつばさの党の代表者らに関する情報が逮捕後のワイドナショーで注目され、結果的に放送内容が変わった可能性がある。

つばさの党はもっと慎重に扱うべきだった…演出ブレブレの「ワイドナショー」に「だったらなぜ松本人志を出演させなかった?」の声

 つばさの党の代表者らが公職選挙法違反容疑で逮捕された件について、5月19日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ)で触れなかったことが波紋を呼んでいる。《ワイドナショー出まーす》とXにポストした松本人志は出演させなかったくせに……と言われるワケとは? 

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 そもそも「ワイドナショー」は、2週前の5月5日の放送で、つばさの党を大きく取り上げていた。

 4月28日に投開票が行われた衆議院補欠選挙の舞台裏を語るというテーマで、ゲストには東京15区の補選で落選した乙武洋匡氏を招いた。自民党が不戦敗を含め全敗したVTRを流した後のこと。

ナレーション:さらに、今回の補欠選挙を巡って波紋を呼んだのが、前代未聞の選挙妨害。東京15区の選挙で乙武洋匡候補を支援した小池(百合子)都知事が恐怖を感じたというのが、つばさの党の根本良輔 候補による罵詈雑言……。裏金問題に選挙妨害、国民の政治離れが加速する補欠選挙となりました。

――つばさの党陣営が電話ボックスの上から拡声機で怒鳴り、他の候補者の演説が聞き取れないように太鼓を叩いて邪魔をする姿などが映し出される。乙武氏はつばさの党の妨害を避けるため、事前に演説の場所や時間を発表できなかったことを明かし、こう語った。

乙武:僕が今回、本当に悔しかったのは、自分たちの演説を邪魔されただけじゃなくて、有権者の方の一票一票、本当に大切な一票を誰に託すかを決めるために、各候補者、各陣営の主張を聞きに行きたいわけですよ。それが全部、妨害されるっていうのは、立候補者側だけじゃなくて、有権者の皆さんにとっての権利、これが侵害されているっていうのが僕は許せない。申し訳ないなっていう気持ちですね。

――フジテレビ報道局政治部デスクの高田圭太氏が「YouTubeで流して、再生数稼ぎに使っているんじゃないかという指摘がある」と解説すると、コメンテーターのお笑い芸人・田村淳も同調する。

田村:正々堂々と戦ってほしいと思うけど、彼らからしたら正々堂々なんて全く関係ないから。とにかく目立てばいいとか、こうやって名前出すのも嫌だし、メディアにこうやって出ることが彼らの利益に繋がると思うから触れたくもないけど。でも、どこかで線引きしないと、本当に限られた時間の中で有権者に訴える、それこそ人生を賭けて立候補している人が、あんな形でつぶされるなんてあっちゃダメだと思います。

 民放プロデューサーが語る。

「2人の言い分はもっともだと思います。ところが、これに激怒したのが当のつばさの党でした。彼らは妨害ではなく選挙活動と主張していますから、それを罵詈雑言と報じられた上、乙武氏だけが出演していることに、《この時点で偏向報道にも程がある》と納得がいかなかったようです。Xで《ロンブー田村淳の詳しい自宅住所を知っている人いたら情報ください》と呼びかけ、住所が特定されると自宅前で街宣活動を行いました。その様子は動画で拡散されました」

 5月17日、警視庁は公職選挙法違反(選挙の自由妨害)の容疑で、つばさの党の代表・黒川敦彦と東京15区に立候補した根本良輔ら3容疑者を逮捕した。そのため、この2日後の「ワイドナショー」で何が語られるのかが注目された。民放ディレクターは言う。