たかまつなな 進まぬ選択的夫婦別姓にイライラ「結婚できなくなりますよ!」「事実婚を選ぶ人も…」

AI要約

タレントで時事ユーチューバーたかまつなながABEMA「Abema Prime」に生出演し、自民党総裁選の候補に選択的夫婦別姓の問題について意見を述べた。

立候補者たちが選択的夫婦別姓について様々な意見を述べ、議論が白熱した。

たかまつななは、選択的夫婦別姓を巡る議論において自身のアイデンティティや結婚に対する意見を表明した。

 タレントで時事ユーチューバーたかまつなな(31)が19日、ABEMA「Abema Prime(アベプラ)」(月~金曜後9・00)に生出演し、選択的夫婦別姓について自民党総裁選(27日投開票)に立候補した9候補に思いをぶつけた。

 告示から1週間のこの日、立候補した9人がスタジオに登場。お笑いコンビ「EXIT」をMCに、さまざまなテーマについて激論を繰り広げた。

 中でも議論が白熱したのが、選択的夫婦別姓の問題だった。党内では約30年も議論されていながら、いまだに確固たる方向性が見えないまま。小林鷹之前経済安保担当相(49)は「いろんな世論調査を見た時に、選択的夫婦別姓を進めたいという人と、同姓であるべきだという人と、同姓の制度を維持しながら旧姓の通称使用を法制化したいという人…ここは4割くらいいる。そうすると、もう少し世論形成すべき」と、慎重な構えを見せた。

 すると、たかまつが「アイデンティティの問題だと思う」とし、自身の思いを語った。各社のアンケートで数字や選択肢は変わるものの、主要企業を対象にした調査で夫婦別姓を「実現すべき」と答えた企業が21%だったとの結果もある。たかまつは「2割の人は自分のアイデンティティを訴えているわけです」と指摘。「私は結婚していない。“(たかまつ)”ってなるの、嫌ですもん。自分の名前を名乗りたいし、会社の代表をやっていますけど、そのまま会社の登記でやりたい。それは、“(たかまつ)”ではなく、自分の名前のままでやりたい」と、結婚によって姓が変わることへの抵抗感を口にした。

 上川陽子外相(71)は「個人的に別氏制度に賛成」としつつ、「いろんな氏のあり方を、賛成か反対かじゃなく議論すべき」とさらなる議論が必要だと訴えた。すると、元乃木坂46山崎怜奈が「いつまでやるんですか?」、たかまつも「結婚できなくなりますよ!」とイライラをあらわにした。

 そんなたかまつらの心の叫びに、石破茂元幹事長(67)は「選択的夫婦別姓を取らない限り、事実婚になっちゃうわけ」と反応。たかまつが「そうですよ!」と訴えると、石破氏は「本当にそれでいいのかと。通称が使えるとか、いろんなことがあるんでしょう。だけども同姓にしない限りは、ずっと事実婚が続くわけです。それで本当にいいんですか?ってことは、もっと真剣に議論されないといかんですよ。一般社会で困らないとか、そういうことではない」と、選択的夫婦別姓に賛成の意向を示した。

 加藤勝信元官房長官(68)は、結婚した夫婦の95%が夫の姓を名乗っているという現状に触れ、「何で今結婚して同じ姓になる時に、圧倒的に男性になっていくのか。ここもしっかり私たち考える必要がある」と指摘。すると、たかまつは「(どちらかの姓を)選びたくないから事実婚を選ぶ人も多いんですよ。そこをどっちかを選ぶという選択肢自体がおかしい」と異議を唱えた。