梅宮アンナ、右乳房の「浸潤性小葉がん」公表 気付いた異変「1カップくらい小さくなっていた」

AI要約

梅宮アンナさんがステージ3Aの乳がんを公表し、抗がん治療を受けていることを明かした。

乳房の異変に気付き、検査で浸潤性小葉がんと診断されたこと、抗がん剤治療を開始していることを述べた。

心境の変化や家族のがん歴に触れ、治療の過程や不安、手術についても語った。

人間ドッグの重要性や再建手術への志向など、がんと向き合うアンナさんの率直な姿勢を伝えた。

梅宮アンナ、右乳房の「浸潤性小葉がん」公表 気付いた異変「1カップくらい小さくなっていた」

 モデルでタレントの梅宮アンナ(51)が13日、インスタグラムのライブ配信を行い、ステージ3Aの乳がんを患っていることを公表した。右乳房の「浸潤性小葉がん」で、既に抗がん治療を受けているという。

 梅宮はライブ配信で詳細にがんが見るまでの経緯、治療法、心境などを詳細に明かした。冒頭で「このたび、がんが見つかりまして、本当に乳がんになりました。気づいたら既にステージ3Aでした」と報告。そして、5月、朝にシャワーを浴びた時に右の乳房が小さくなった異変に気付いたという。

「1カップくらい小さくなっていたんです。張っていたので、更年期かと思っていたんですけど」

 すぐに病院で精密検査を受けたが、エコー、マンモグラフィー、MRI、CTといずれの検査でも異常は見つからず、その後の組織検査で「浸潤性小葉がん」と診断されたという。

「私のは散らばるタイプのがんです。1か所にできたというレベルでは全体にあって、手術をする前に小さくしたり、進行を止めるために抗がん剤を使います」

 抗がん剤治療はすでに始めているという。この日の配信についても「今日くらいから(副作用で)髪の毛がパラパラし始めたので、もう少ししたら脱毛が始まるので髪の毛があるうちに」と急きょ決めたことを明かした。

 その上で「抗がん剤治療はきついです」と言ったが、「抗がん剤に負けないように、ちゃんと食べるようにしています」とメンタル、体力を維持するために「太ってもいい」と気持ちを切り替えているという。

 がんが見つかってからの心境の変化も明かした。

「つらかったですね。価値観がすごく変わります。味も匂いも風景も変わりました。心のあったかい人としか接することができなくなりました。人の本質が一瞬にして分かるようになりました。自分がやってきたことが、安っぽく思えたりもします。それって死を覚悟することにつながっていて…。私、来年、生きていないかもしれないですし、それは神様にしか分からないですし」

 医師にも「私、死ぬんですか」と聞き、その際も「神様にしか分からないです」と言われたという。そして、その医師には相性が良く「返してくれる言葉にもセンスがある」などと表現した。

 配信の序盤には「あまり落胆はしていないです。衝撃じゃなかった」とも表現していた。理由としては、2019年に81歳で亡くなった父で俳優の梅宮辰夫さんが、がんで計6度の手術を受けていることもあった。「小さい頃から、父ががんとともに生きてきたのを見ているので、いつか自分もなると思っていました」。それでも、話が進むうちに「進行して転移の可能性もある。だから、希望と絶望が入り混じりながらの生活です」と言い、深い友情に触れていることや、「いつ治療が終わるか分からない」とこの先の不安を口にした際は涙を流した。また、「人間ドッグには毎年、40万円ぐらいをかけていました。人間ドッグじゃなかった。PET(検査)を受けるべきでした」と話す場面もあった。

 抗がん剤の治療後には、手術で腫瘍を全摘出する予定。右胸の再建については興味がないとし、「いらないです。おっぱい。もう、いいです」などと語った。