星野源、新生活など執筆のエッセイ集9・30発売「出会った人、その時々の自分の心の感触が記録されています」【コメント全文】

AI要約

KADOKAWAは星野源のエッセイ集『いのちの車窓から 2』を9月30日に発売することを発表。

連載原稿をまとめた『いのちの車窓から』の第2巻で、新作4篇を含む計27篇のエッセイ収録。

星野源が自身の内面や人生の変化について率直に綴った本作は、大きな注目を集めている。

 KADOKAWAが2日、星野源のエッセイ集『いのちの車窓から 2』を9月30日に発売すると発表した。

 雑誌『ダ・ヴィンチ』にて2014年12月号よりスタートした連載をまとめた『いのちの車窓から』(2017年3月刊)は、累計発行部数45万部突破(電子書籍含む)の大ヒットを記録。同作はその第2巻で、エッセイ集は約7年半ぶりの刊行となる。

 同書は2017年から2023年までの連載原稿(不定期連載※一部連載時原稿未収録、改稿あり)に、4篇の書き下ろしを加えた計27篇+あとがきが収録されている。カバーと表紙のイラストは、角川文庫版『いのちの車窓から』と同じくビョン・ヨングン氏が手掛けた。

 笑顔の裏にあった虚無感、コロナ禍下での日々、出会いと別れ、新生活について…。星野のが端正に真っ直ぐにつづっている。

 同書のタイトル「いのちの車窓から」は連載開始当時、普段かけていた度の強い眼鏡のレンズ越しに周囲を見ている自分を、なんとなく「窓の内側」にいるものと感じながら、「窓の外側」をつづるというテーマにちなんだもの。しかし、今作では少しずつ「自身」へと向かうことで、より洗練された端正な筆致へと変化を遂げていった。

 第1巻が刊行された2017年は、星野はドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』『恋』の大ヒットで大注目を浴びていた。「芸能界のど真ん中で、好きな音楽を自由に作ることができるなんて、嬉しく、楽しくない訳がない」と感じつつ、自分を取り巻く環境が変わっていく渦中。「嬉しいことばかりだった」というその反面、「昨年の2017年から、私はおかしくなっていった」「仕事では楽しく笑顔でいられていても、家に帰ってひとりになると無気力になり、気が付けば虚無感と頭を抱え、何をしても悲しいなとしか感じず、ぼんやり虚空を見つめる様になった」などつづっている。

■星野源コメント

日頃伝えきれない感触が、エッセイでは書けるような気がします。この本には7年間に起きた出来事や出会った人、その時々の自分の心の感触が記録されています。個人的にですが、単行本用に書き下ろした4つの新作が好きなので、ぜひ手に取って読んでいただけたら嬉しいです。