日テレ「24時間テレビ」内で着服問題を説明へ 社長が発表「募金してくださる方に安心していただくため」

AI要約

日本テレビの定例社長会見が行われ、寄付金着服問題について説明することを明かした。

昨年11月に発覚した寄付金着服事件について謝罪し、再発防止に取り組む姿勢を示した。

チャリティー番組「24時間テレビ」の在り方を再考し、今年のテーマを変更することを決定した。

日テレ「24時間テレビ」内で着服問題を説明へ 社長が発表「募金してくださる方に安心していただくため」

 日本テレビの定例社長会見が29日、東京・汐留の同局で行われた。8月31日、9月1日に放送する「24時間テレビ47」の中で、寄付金着服問題について説明することを明かした。

 「24時間テレビ」を巡っては、昨年11月、系列局の日本海テレビジョン放送(鳥取市)の男性が2014年以降、寄付金の計約1118万円を着服していたと同局が発表した。同社で放送したチャリティー番組「24時間テレビ」の寄付金も含まれていたとし、この男性を懲戒解雇。鳥取警察署に被害届を提出していた。

 石澤顕社長は、着服問題について「寄付をしてくださった皆様、携わってくださった皆様、スポンサー、視聴者の皆様に心からお詫びを申し上げる」と謝罪。その上で、「今年も24時間テレビの支援をお待ちいただいている団体が多く居る。その方々の思いに応える意味でも再発防止を徹底した上で放送し、地球を考える時間を共有させていただきたい」と、存続に対する思いを述べた。

 また、「放送の中で着服問題に触れるのか」という追及に関しては、「募金をしてくださる方に安心していただくためにも、このような形で管理しているとお伝えする予定」と説明。「事前にご理解いただくための説明も番組でします」と明かした。

 SNSでは、「24時間テレビ」の放送に批判的な声も上がっていた。これらを踏まえ、同局はチャリティーの在り方を再考。同局はメインパーソナリティーを廃止し、47回目にして初めて番組テーマを「愛は地球を救う」から「愛は地球を救うのか?」に変更した。