日テレ、「24時間テレビ」総合司会の上田晋也に期待 旧ジャニ勢からバトンタッチ

AI要約

日本テレビの定例社長会見が29日、東京・汐留の同局で行われた。上田晋也が「24時間テレビ47」の総合司会に抜てきされた理由や、番組テーマの変更について話題になっている。

昨年まで続いていた旧ジャニーズ事務所のタレントがメインパーソナリティーを務める流れが変わり、新たなタレントが起用されることになった経緯や、問題があった寄付金の着服事件についても触れられている。

「24時間テレビ」の在り方を再考し、番組テーマが変更されるなど、チャリティー番組に対する批判に応える形で進化している様子が伺える。

日テレ、「24時間テレビ」総合司会の上田晋也に期待 旧ジャニ勢からバトンタッチ

 日本テレビの定例社長会見が29日、東京・汐留の同局で行われた。8月31日、9月1日に放送する「24時間テレビ47」で総合司会を務めるお笑いコンビ「くりぃむしちゅー」の上田晋也に言及した。

 昨年まで21年連続で旧ジャニーズ事務所のタレントが担ってきたメインパーソナリティーは置かれず、代わって上田が“番組の顔”に抜てきされた。旧ジャニーズ事務所の性加害問題を受けて、SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)のタレントの受け皿となるマネジメント会社「STARTO ENTERTAINMENT」所属タレントの起用が困難な状況となっていた。

 「24時間テレビ」を巡っては、昨年11月、系列局の日本海テレビジョン放送(鳥取市)の男性が2014年以降、寄付金の計約1118万円を着服していたと同局が発表した。同社で放送したチャリティー番組「24時間テレビ」の寄付金も含まれていたとし、この男性を懲戒解雇。鳥取警察署に被害届を提出していた。

 SNSでは、「24時間テレビ」の放送に批判的な声も上がっていた。これらを踏まえ、同局はチャリティーの在り方を再考。同局はメインパーソナリティーを廃止し、47回目にして初めて番組テーマを「愛は地球を救う」から「愛は地球を救うのか?」に変更した。