TOKIO城島茂、福島県サポートへの思い吐露「助けようという感覚ではない」

AI要約

TOKIOの城島茂が福島へのサポートについて語った

福島県知事からの感謝のコメントと城島の震災体験について

新CMの内容について城島が説明し、放送開始日を発表

TOKIO城島茂、福島県サポートへの思い吐露「助けようという感覚ではない」

 TOKIOの城島茂が16日、都内で行われた『ふくしまプライド。』新CM発表会に出席。福島県へのサポートについて語った。

 TOKIOは『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)のコーナー『DASH村』の撮影を、福島の山間になる浪江町で2000年6月より展開。福島とは24年ほどの縁がある。その後、11年3月11日に発生した東日本大震災の翌年となる12年より、同県のCMに出演しており、今年で13年目となる。

 イベントに同席した福島県知事の内堀雅雄氏から「震災以降、『福島県を応援するぞ、農林水産物をサポートするぞ』という思いでCMをはじめ、いろんなところで我々を助けてくれた。私たちが一番苦しいときに真っ先に立ち上がって駆けつけてくれたのが、TOKIOのみなさん。県民のみなさんが元気をもらった。みなさんは家族、ファミリー」と感謝を伝えた。

 それを受け城島は「僕らは浪江町で番組をやっていた。『助けよう』という感覚ではない。震災のとき、当日は僕ら福島の村にいて被災している。東京に戻るにも時間がかかったし、その後村に帰れなかった。自分たちのホームに帰れないつらさも分かるし、いろんな問題で周りから『福島の野菜はどうか』とか言われているは、自分たちがが言われている感覚でしかなかった」と吐露。

 続けて「農業を教えてくれた師匠たちもいたので、そういう方の思いを含めて、『いまはともに頑張ろう、負けるな、負けるんじゃないぞ』という思いを言わせていただいていた。何かしら立ち上がらないと、いつ戻れるかわからなくてもみんなで力を合わせてやっていこう、と。それがときを経て13年。早いものです」と感慨深そうに語った。

 今年のCMは「夏野菜篇」「桃篇」「水産物篇」が制作され、城島、松岡昌宏、国分太一がそれぞれ出演。今回は「次のステップへ」がキーワードといい、「“生産者さん頑張れ”から、福島の生産物をチョイスする、消費者側の目線も大事だなと。食べないと生産者さんのこだわりは分からない。逆に言えば食べれば分かる。福島のものは素晴らしいものがそろっている。みなさんはそのプライドで選んでいただけたら」とアピールした。

 新CMは7月17日より放送を開始する。