ジャズギタリスト渡辺香津美が意識回復、転院しリハビリ 妻が報告「奇跡は起こる」 2月に脳幹出血で入院

AI要約

ジャズギタリスト・渡辺香津美の妻でピアニスト、作曲家の谷川公子さんが、渡辺の脳幹出血からの奇跡的な回復を報告。

渡辺は倒れてから2カ月後に意識を回復し、リハビリテーションを開始。

渡辺は長年にわたり活躍し、YMOの世界ツアーなどでも知られる実力派ギタリスト。

 脳幹出血のため入院しているジャズギタリスト・渡辺香津美(70)の妻でピアニスト、作曲家の谷川公子さんが11日に更新した自身のフェイスブックとnoteで、渡辺の意識が戻ったことを伝えた。

 渡辺については今年3月31日、脳幹出血のため入院し治療に専念するため、予定していた当面のアーティスト活動をすべて中止すると所属事務所が発表。今年2月27日に長野・軽井沢の自宅で倒れ、検査の結果「意識障害を伴う脳幹出血」と診断された。

 谷川さんはこの日、フェイスブックに「生きています。精一杯・・・たくさんのメッセージありがとうございます。noteに詳しく綴っていきます。感謝を込めて!」と投稿。「70歳の赤ちゃんが目覚めました!」と書き出したnoteでは倒れた日から2カ月後に意識が戻ったことを明かし、その後「回復期リハビリテーションに特化した病院」に転院したと報告した。

 現在は「絶体絶命から2ヶ月経過で意識をとりもどし、自発呼吸をしながらリハビリ期間を過ごしている」という。入院直後には「脳幹出血の最重症」と主治医に診断されてからの回復に「奇跡は起こるのですね」と胸中をつづった。

 渡辺は1971年、17歳でデビューし「天才ギタリスト出現」と大きな話題となった。その後はサックスの渡辺貞夫らとのセッションなどで技術を高め、才能を開花させた。坂本龍一さんらの「YMO」の世界ツアーにも参加するなど、ジャンルを超えて幅広い活動を続けている。