『SPY×FAMILY』担当編集者、漫画家専用アパートを発表 令和のトキワ荘になるか?

AI要約

サイバーエージェントが漫画編集者・林士平さんと共に、漫画家志望者向けのアパート「MANGA APARTMENT VUY」の入居者募集を開始。

入居者は漫画制作に集中できる環境が整えられ、プロ/アマ/性別/年齢を問わず応募可能。

アパートの場所は東京23区内で、費用は全て無料。豊島区のマンガミュージアムやトキワ荘プロジェクトに続く新たな漫画家育成施設の可能性が注目される。

『SPY×FAMILY』担当編集者、漫画家専用アパートを発表 令和のトキワ荘になるか?

サイバーエージェントが7月11日、漫画編集者・林士平さんと共に、本気で漫画家を目指す人のためのアパート「MANGA APARTMENT VUY(マンガアパートメント ヴイ)」の入居者募集を開始した。

『SPY×FAMILY』『チェンソーマン』などの担当編集である林士平さんを寮長/プロデューサーとし、サイバーエージェントが運営をサポート。入居者が漫画を描くことだけに集中できる環境を整える。

「MANGA APARTMENT VUY」入居への応募は、プロ/アマ/性別/年齢を問わず、漫画家志望者であれば誰でも可能。

書類選考(原稿と履歴書)と面接を経て、2025年1月に合格者を発表する。一次選考に当たる書類の応募期間は、2024年7月11日~10月31日(木)まで。

2025年3月から入居期間となり、同年4月に本格始動する。なおアパートの所在地は東京23区内となる。

漫画家とアパートと言えば、手塚治虫さん、藤子不二雄さん、石ノ森章太郎さん、赤塚不二夫さん、寺田ヒロオさんらが入居していたトキワ荘がまず思い浮かぶ。

トキワ荘自体は1982年に解体されているが、現在は豊島区でマンガミュージアムとして開館中。さらに、トキワ荘プロジェクトと題して、プロの漫画家を目指すクリエイターを支援するプロジェクトが長年にわたって続けられている。

「MANGA APARTMENT VUY」がこのプロジェクトに続く、令和発の新しいトキワ荘になれるのか、注目が集まる。

寮長/プロデューサー・林士平さんのコメント

才能ある方たちが、

生活やお金のことを気にせず、

ただ夢にだけ向き合うことができる場所があったら?

このプロジェクトは、そんな妄想から始まりました。

私は、数多くの才能の原石と出会ってきました。

光る才能はあれど、経済的な理由で夢を諦めざるを得ない人もいました。

日本はまだ、この国に眠る天才を世界に送り出しきれていない、と思うのです。

『MANGA APARTMENT VUY』は、

まだ発見されていない才能を1人でも多く見つけ出し、

夢に向かい集中できるようなサポートを徹底します。

本気で漫画家を目指す方々が集うアパートメントとして、

才能が育ち、切磋琢磨し、新たな作品が生まれる環境を提供いたします。

入居にあたっての居住費や光熱費は全て無料とし、

食費をはじめとした生活費もサポートします。

建物には漫画や映画などの資料も大量に用意されており、インプットにも困らない環境です。

同じ情熱を持った人と同じ空間で、学び、考え、描くことに人生を捧げられるVUYでの経験は、

漫画家としての大きな財産になることでしょう。

この場所が、素晴らしい漫画作品が生まれるきっかけとなることを願っています。