板倉俊之、小説執筆も「時給463円」 費やした時間は200時間…「食っていくって大変」

AI要約

お笑いコンビ・インパルスの板倉俊之が本の執筆について語る。

板倉は執筆にかける時間やリスクについて具体的な数字や考えを明かす。

他の出版業界と比較しながら、本の執筆に関するリアルな話を交えて笑いを交えながら語る。

板倉俊之、小説執筆も「時給463円」 費やした時間は200時間…「食っていくって大変」

 お笑いコンビ・インパルスの板倉俊之が10日、ABC『これ余談なんですけど…』(水曜午後11時10分)に出演。本の執筆についての考え方を明かした。

 2009年に小説『トリガー』で小説家デビューした板倉。MCのかまいたち・濱家隆一から「本出すときって売れるか、売れへんかっていうのあるんですか。僕、出したことないから分かんないんですけど」と質問されると、板倉は「あるよ。だって(売り上げは自身に)直撃だもん」と返答。「時給が変わってくるわけじゃん。本を1冊書く時間は一定だとしたらさ、売れれば売れるだけ過去の時給が上がっていくわけだから」と説明した。

 板倉は「最初、オレ2作目(『蟻地獄』)出したときに、たぶん(執筆に)200時間ぐらいかけたわけ。時給で計算してみたら463円だったの」と具体的な数字を告白。「だから、並の作業じゃないなって思ったの。小説で食っていくって大変なことだなと思って」と付け加えた。そして、「映画とかさ、テレビもそうかもしれないけど、最初にお金を出す人がいるじゃん。小説ないじゃない、本って。書く人がパソコンも買って、全部やって。ウーバーイーツ代も全部自分で払って」と話すと笑いが起こった。

 板倉は「最近、『本書いてください』って結構、『そりゃ言うよな』と思って。リスクがないから、企業にとって」と見解を披露。「最近、『本書いてください』って言われたら、『本当に本が面白いと思ってくれてんのかな』って(考える)」と本音を口にした。

 笑いの中、タレント・伊集院光は「すごい分かるのは、『本書きませんか』って言ってくれるのはうれしいよ。うれしいけれども、一番最初に揉めるのって『最初どれぐらい刷りますか』です」とし、「本を書く書かないに関しては、割ととんとん拍子で話しまとまるよね。たぶん刷った時点でお金は入ってくる。けど、結局、在庫抱えたら、それこそ向こう(出版社)はリスクだから、最初は(刷り部数を)かなり少なく言われんだよ」と打ち明けた。