三谷幸喜の新作映画に「鎌倉殿の13人」組続々!北条ファミリーも

AI要約

三谷幸喜監督・長澤まさみ主演の映画『スオミの話をしよう』は、長澤演じる主人公スオミが失踪したことから始まるミステリー・コメディで、夫たちがスオミの行方を追いかける中で意外な事実が明らかになるストーリー。

三谷監督が脚本を務めた2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」との関連性もあり、映画には同ドラマ出演者が多数出演しており、長澤は語りを担当。また、父役の坂東彌十郎やその家族も出演し、瀬戸康史は初のワイヤーアクションに挑戦する。

この作品では、長澤まさみの魅力が存分に活かされ、謎めいた主人公や登場人物たちの掛け合いが楽しめる。また、三谷監督のコメディセンスが光る作品となっている。

三谷幸喜の新作映画に「鎌倉殿の13人」組続々!北条ファミリーも

 間もなく公開される三谷幸喜監督・長澤まさみ主演の映画『スオミの話をしよう』(9月13日公開)。三谷監督にとって『記憶にございません!』(2019)以来5年ぶり、9作目の監督・脚本作品となる本作には、三谷が脚本を務めた2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」組が多く名を連ねているところも見どころの一つだ。

 『スオミの話をしよう』は、三谷監督が「一番すてきな部分、コメディエンヌとしての輝きも含めて、今現在の長澤さんの魅力をすべておさめたかった」との思いから初めて長澤を映画主演に迎えたミステリー・コメディ。物語は長澤演じる主人公スオミが謎の失踪を遂げたところから幕を開け、現在の夫(坂東彌十郎)と元夫たち(西島秀俊、松坂桃李、遠藤憲一、小林隆)が一致団結してスオミの行方を突き止めるはずが、「誰が一番スオミを愛していたのか」「誰が一番スオミに愛されていたのか」と小競り合いを始め、その中で意外な事実が浮かび上がっていく。

 三谷が脚本を務めた「鎌倉殿の13人」は、鎌倉時代を舞台に、野心とは無縁だった伊豆の若武者・北条義時(小栗旬)が鎌倉幕府初代将軍・源頼朝(大泉洋)にすべてを学び、武士の世を盤石にした二代執権に上り詰めていくさまを追う物語。『スオミの話をしよう』で謎めいた主人公を演じる長澤は、同ドラマで語りを担当。ささやくような独特の語り口が話題を呼び、第39回では女中役としてサプライズ出演した。

 「鎌倉殿の13人」で主人公・北条義時の家族を演じた面々からは父・時政役の坂東彌十郎、その娘・実衣役の宮澤エマ、息子・時房(義時の異母弟)役の瀬戸康史が集結。『スオミの話をしよう』では坂東がスオミの5番目の夫で超自分勝手な詩人・寒川しずお役に。宮澤はスオミの行く先々に現れる神出鬼没の女・薊(あざみ)を、瀬戸はスオミの4番目の夫で失踪事件を捜査する草野刑事の有能な部下・小磯杜夫を好演している。瀬戸は本作で初のワイヤーアクションに挑んだ。