演劇ユニットせのび、初めて関東で本公演「夏に冬は思い出せない」トーク企画に三浦直之・今泉力哉ら

AI要約

「演劇ユニットせのび 第12回公演『夏に冬は思い出せない』」が、神奈川で7月に上演される。

せのびは若手演出家コンクールや演劇コンクールでファイナリストに選出された団体で、神奈川県の取り組みに初めて採用された。

脚本・演出は「記憶」をテーマにする村田が、「忘れてしまっている」から作品を創作した。

本公演ではゲストによるトークや映像配信が行われ、盛岡と横浜の違いも楽しみにしている。

村田は活動の幅を広げ、最新作では「冬」や「雪」が岩手の生活に組み込まれた作品を提供する。

せのび 第12回公演は神奈川で開催。演劇と記憶をテーマに今までとは違ったアプローチで作品を展開する。

イベントや配信も充実し、地域に根付いた作品への期待が高まっている。

演劇ユニットせのび、初めて関東で本公演「夏に冬は思い出せない」トーク企画に三浦直之・今泉力哉ら

「演劇ユニットせのび 第12回公演『夏に冬は思い出せない』」が、6月の盛岡公演を経て、7月12日から15日まで神奈川・神奈川県立青少年センター スタジオHIKARIで上演される。

岩手・盛岡を拠点とする演劇ユニットせのびは、昨年「若手演出家コンクール2022」「かながわ短編演劇アワード2023」「第13回せんがわ劇場演劇コンクール」のそれぞれでファイナリストに選出された団体。今回せのびは、神奈川県が若い才能の発掘と育成を目指す取り組み・マグカルシアターの上演団体に採用され、初めて関東圏で本公演を行う。

村田青葉が脚本・演出を手がける「夏に冬は思い出せない」は、“記憶”をテーマに作品を作り続けている村田が、“忘れてしまっている”を出発点に創作した作品。村田は「今年は暖冬だったので雪が少なかったのですが、雪が降り積もった時に初めて『よかった』という気持ちになりました。それくらい、岩手の人の生活には『冬』や『雪』が当然のように組み込まれているということを感じます。今作も『この土地(盛岡)にいる』という感覚が乗っかった作品になったと思っています」と本作を紹介する。そして「この作品が、盛岡と横浜の2都市ではそれぞれどのように受け取っていただけるのか、その違いも楽しみです」と期待を込めた。

本公演では全ステージで、開演前または終演後に、回替わりゲストによるトークが実施される。ゲストには徳永京子、山村佑理、森陽平、黒澤世莉、村民代表南川、半澤裕彦、三浦直之、今泉力哉が名を連ねた。さらに7月12日19:30開演回では映像配信が実施される。アーカイブ配信付き。

■ 村田青葉コメント

昨年までは、演劇祭やコンクールへの参加など、盛岡を拠点に活動の幅を拡げていく活動をしてきて、今回は初めて本公演を横浜の地で上演する機会をいただきました。

今作はこれまで取り組んできた「記憶」というテーマに、今までとは違った「忘れてしまっている」という出発点から創作を進めてきました。

今年は暖冬だったので雪が少なかったのですが、雪が降り積もった時に初めて「よかった」という気持ちになりました。それくらい、岩手の人の生活には「冬」や「雪」が当然のように組み込まれているということを感じます。今作も「この土地(盛岡)にいる」という感覚が乗っかった作品になったと思っています。この作品が、盛岡と横浜の2都市ではそれぞれどのように受け取っていただけるのか、その違いも楽しみです。ぜひ、劇場にお越しください。

■ 演劇ユニットせのび 第12回公演「夏に冬は思い出せない」

2024年7月12日(金)~2024年7月15日(月・祝)

神奈川県 神奈川県立青少年センター スタジオHIKARI

□ スタッフ

脚本・演出:村田青葉

□ 出演

石橋奈那子 / 大和田優羽 / 佐々木玲奈 / 髙橋響子 / 新沼温斗 / 村田青葉

※25歳以下、高校生以下料金あり。