青少年会館の解体開始 9月に工事終了、土地は民間事業者へ【宇部】

AI要約

宇部市の青少年会館が解体工事中で、50年以上の歴史に幕を閉じる

建物の売却が決定し、内部の取り壊し作業が進行中

今後の土地利用は民間事業者に委ねられる

青少年会館の解体開始 9月に工事終了、土地は民間事業者へ【宇部】

 昨年6月1日に閉館した宇部市松山町1丁目の青少年会館の解体工事が、7月から始まった。9月中には解体を終える予定で、1967(昭和42)年に建設されて以来50年以上、青少年活動の拠点として使われてきた中心市街地のランドマークがまた一つ消える。

 

 今年1月に、建物の解体撤去を条件とする一般競争入札により、民間事業者への売却が決定。5月から建物内部の取り壊しが進んでいた。

 

 同館は鉄筋コンクリート造り地上6階、地下1階建て。延べ床面積は約2395平方㍍で、多目的音楽室、和室、集会室、視聴覚室などがあり、多くの文化芸術団体の活動の場としても活用されてきた。

 

 2021年に策定された市公共施設等個別施設計画で、耐震性などを鑑み廃止の方向性は示されていたが、昨年2月に外壁の一部崩落が確認されて安全確保のために臨時休館となり、修繕費や工事期間を総合的に判断し、同年4月に閉館が決まった。

 

 今後の土地利用は、取得した民間事業者に委ねている。