宮本亞門氏が脚本・総合演出の伝統芸能が公演中止 関係者の死去で「ご冥福をお祈りしております」

AI要約

演出家の宮本亞門氏が自身が手がける予定だった沖縄の伝統芸能「組踊琉神マブヤー」が、主催者の逝去により中止となったことを発表。

公演の中止に関する理由や詳細は畠中敏成氏の逝去とマブヤー企画の意向を尊重した結果であると報告。

公演の再開予定やチケットの払い戻しについて公式サイトで継続的に情報提供される予定。

宮本亞門氏が脚本・総合演出の伝統芸能が公演中止 関係者の死去で「ご冥福をお祈りしております」

 演出家の宮本亞門氏が28日に自身のX(旧ツイッター)を更新し、自身が脚本・総合演出を務め、8月に沖縄で開催予定だった伝統芸能「【創作】組踊琉神(くみおどり・りゅうじん)マブヤー あけもどろ編」が中止となったことを伝えた。

 「公演中止」と題し、「『開催を予定しておりました、総合演出・脚本 宮本亞門『創作組踊 琉神マブヤー』は、琉神マブヤーの創始者でもあり(合)マブヤー企画の代表でも有りました、畠中敏成氏の逝去のため、中止させていただくことになりました』とお知らせがありました」と報告。「畠中氏の逝去や『マブヤー企画の意向を尊重した』とのことです。チケットの払い戻しについては、以下のオフィシャルウェブサイトに掲載されております。ご冥福をお祈りしております。(by関係者)」とつづられた。

 同作の公式サイトも既に中止が発表され、「さて、開催を予定しておりました下記の創作組踊 琉神マブヤーは、琉神マブヤーの創始者でもあり、合同会社マブヤー企画の代表でも有りました畠中敏成氏の逝去のため、また現合同会社マブヤー企画の意向を尊重し、誠に勝手ながら中止させていただくことになりましたので、お知らせいたします」と報告。「お申込みやご検討頂いておりました方々、また楽しみにされていた皆さま、関係者の皆さまには多大なご迷惑をおかけいたしますこと心よりお詫び申し上げます」と謝罪し、「中止となった創作組踊 琉神マブヤーにつきましては今後改めて開催する予定ですので、日程が決まり次第、再度ご案内をさせていただきます。以上、なにとぞご理解ご了承いただきますようよろしくお願い申し上げます」と記された。

 組踊は、琉球音楽にのせて演じる沖縄独特の伝統芸能。日本を代表する演出家の宮本氏と、玉城流3代目家元玉城盛義、山田優樹がタッグを組み「琉神マブヤー」の原点を組踊で演出する予定だった。8月9~11日の3日間、沖縄の国立劇場おきなわ大劇場で、計5公演を予定していた。