第171回芥川賞・直木賞の候補決まる、選考会は7月17日に

AI要約

第171回芥川賞・直木賞の候補作が発表された。芥川賞には5作品、直木賞には5作品がノミネートされている。

芥川賞候補作には朝比奈秋、尾崎世界観、坂崎かおる、向坂くじら、松永K三蔵の作品が含まれている。

直木賞候補作には青崎有吾、麻布競馬場、一穂ミチ、岩井圭也、柚木麻子の作品がノミネートされている。

 第171回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が発表された。選考会は7月17日、東京・築地の新喜楽で行われる。候補作は次の通り(敬称略)。

 芥川賞=朝比奈秋(43)「サンショウウオの四十九日」(新潮5月号)▽尾崎世界観(39)「転(てん)の声」(文学界6月号)▽坂崎かおる(39)「海岸通り」(文学界2月号)▽向坂(さきさか)くじら(29)「いなくなくならなくならないで」(文芸夏号)▽松永K三蔵(44)「バリ山行」(群像3月号)

 直木賞=青崎有吾(32)「地雷グリコ」(KADOKAWA)▽麻布競馬場(32)「令和元年の人生ゲーム」(文芸春秋)▽一穂ミチ(46)「ツミデミック」(光文社)▽岩井圭也(37)「われは熊楠」(文芸春秋)▽柚木麻子(42)「あいにくあんたのためじゃない」(新潮社)