「騒ぐので腹立った」 91歳暴行死で家族3人逮捕、69歳長男が供述

AI要約

兵庫県姫路市内の自宅で、母親に暴行を加え死亡させたとして家族3人が逮捕された事件が発生。長男は腹立ちを理由に供述。

家族は5人暮らしで、暴行の経緯や生活実態を調査中。母親は死亡前に不審な様子はなかった。

長男と長孫が共謀し、母親に暴行を加え外傷性ショックで死亡させた疑い。母親の両足首を縛るなどの暴力も。

「騒ぐので腹立った」 91歳暴行死で家族3人逮捕、69歳長男が供述

兵庫県姫路市内の自宅で昨年10月、同居の母親(91)に暴行を加え死亡させたなどとして家族3人が逮捕された事件で、傷害致死容疑で逮捕された長男で、無職の大居和義容疑者(69)が「騒いだりするので腹が立った。暴力をふるってしまった」という趣旨の供述をしていることが30日、兵庫県警への取材で分かった。

県警は、ほかに同容疑で、大居容疑者の長男で会社員の亮太容疑者(36)、暴行容疑で大居容疑者の妻で無職、紀久代容疑者(63)を逮捕。詳しい生活実態や暴行の経緯などを調べている。

県警によると、一家は5人暮らしで、大居容疑者の母親、不二子さんの90代の夫が身の回りの世話をしていた。昨年10月15日夜に大居容疑者が119番。不二子さんは1階寝室のベッドであおむけの状態で見つかり、死亡が確認された。遺体には腰や尻、両腕にあざがあり、県警が捜査していた。

死亡前の同年9月下旬にケアマネージャーが自宅を訪問し、不二子さんと面接した際には不審な様子はなかったという。

県警によると、大居容疑者と亮太容疑者は共謀し、昨年10月上旬ごろから、自宅で複数回にわたり、不二子さんの顔を拳で殴ったり、尻の辺りを蹴ったりして、同月15日、外傷性ショックにより死亡させたとしている。

また、紀久代容疑者が大居容疑者と共謀し、同13日ごろ、自宅で不二子さんの両足首をタオルで縛るなどの暴行を加えたとしている。