明治天皇陵で手水鉢などに落書き、容疑の高校生を書類送検…「不満発散させるためやった」
AI要約
京都市伏見区の伏見桃山陵で手水鉢などが落書きされた事件で、男子高校生が器物損壊容疑で書類送検された。
高校生は知人の名前を落書きした容疑が持たれており、宮内庁桃山陵墓監区事務所が被害届を提出していた。
容疑者は捕まらないと思っていたが、近隣住民の目撃情報から発見され事情聴取された。
京都市伏見区の伏見桃山陵（明治天皇陵）で手水鉢（ちょうずばち）などが落書きされた事件で、伏見署は２７日、同区の男子高校生（１５）を器物損壊容疑で地検に書類送検した。「不満を発散させるためにやった」と容疑を認めているという。
発表では、高校生は４日午前０時４０分～午前１時２０分頃、天皇陵の手水鉢と石柵の柱に、黒色のスプレーで知人の名前を落書きした疑い。陵を管理する宮内庁桃山陵墓監区事務所が同署に被害届を提出していた。
手水鉢などは陵に続く階段を上った先にあり、夜間も含め自由に出入りできる。高校生は「大ごとになるかもしれないとわかっていたが、夜は暗くて人通りも少ないので、捕まらないと思った」と話しているという。
天皇陵付近の路上では以前にも落書きによる被害があり、近隣住民の目撃情報などから同署員が高校生を発見し、任意で事情聴取していた。
