改憲、首相「先送りできず」
AI要約
岸田文雄首相は新憲法制定議員同盟の会合で、憲法改正の重要性を強調し、時代にそぐわない部分や不足している部分を見直す必要性を訴えた。
首相は武力攻撃や緊急事態下の国家機能維持について国民に問うべきテーマであると指摘し、改憲の発議が政治の責任であり、議論を引き延ばすことは責任の放棄と断じた。
立憲民主党などに対し、選択肢の提示を行わない場合、責任があるとの考えを示した首相のメッセージが報じられている。
超党派の国会議員らでつくる新憲法制定議員同盟は27日、東京都内で会合を開いた。
岸田文雄首相がビデオメッセージを寄せ、「社会は大きく変化し、現実的にも憲法改正は先送りできない課題だ」と強調。「時代にそぐわない部分、不足している部分は、果断に見直しを行わなければならない」と訴えた。
首相は、武力攻撃への対応や、災害など緊急事態下の国家機能維持について「国民に問うべきテーマだ」と指摘。改憲の発議で「国民に選択肢を示すことは政治の責任だ」とした上で、立憲民主党などを念頭に「議論を引き延ばし、選択肢の提示すら行わないなら、責任の放棄と言われてもやむを得ない」と断じた。
