【蓮舫氏とは】クラリオンガールからキャスター、政界に 強い発信力で頭角現す
立憲民主党の蓮舫参院議員は都知事選出馬を表明し、小池都政を批判しながら反自民＆非小池都政を掲げた。
蓮舫氏は政界入り前にタレント活動をしており、民主党から出馬し初当選。永田町では舌鋒鋭く政権を追及し、党要職も務めた。
都知事選出馬について蓮舫氏は政治改革を訴えつつ、東京にも行政改革を遅れず実施したいと述べた。
立憲民主党の蓮舫参院議員（56）は27日、党本部で会見し、東京都知事選（6月20日告示、7月7日投開票）への出馬を表明した。小池百合子都知事（71）の手腕や自民党との接近を批判し、「反自民＆非小池都政」を掲げ「小池都政を終わらせる」とたんかを切った。自民や小池氏は昨今の選挙で連敗中。今なら勝機があると判断しての出馬決断だが、独特の勝負勘を持つ小池氏に対抗できるかは不透明だ。小池氏は29日にも、3選出馬意向を表明する。
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蓮舫氏は、タレントや報道キャスターをへて、2004年参院選東京選挙区に当時の民主党から出馬、初当選し、政界に入った。タレント時代の88年には、抜群のプロポーションでグラビアアイドルの登竜門といわれたカーオーディオメーカーの「クラリオンガール」に選ばれ、水着姿も披露したことがある。
永田町では、舌鋒（ぜっぽう）鋭く、時の政権を追及する発信力で頭角を現し、民主党の菅直人政権では行政刷新担当相に就任した。担当した事業仕分けでは「必殺仕分け人」として注目され、スーパーコンピューター「富岳」をめぐる「2位じゃだめなんですか」発言は、大きな話題に。民進党代表などの党要職も務めた。
2022年参院選で4選されたばかりだ。任期中の都知事選出馬について、蓮舫氏は会見で、国政での政治改革に触れながら「首都東京でも行政改革や予算の改革をしないといけない。東京だけが改革から遅れてはならない。私が都知事になって東京から変えたい」などと訴えた。
都知事選出馬に伴う議員辞職のタイミングなどは「執行部と相談したい」と述べた。
