無国籍者問題考えるシンポ開催へ 早大で6月、「現状知って」

AI要約

無国籍者の地位に関する条約の国連採択70周年を記念し、早稲田大学とNPO法人「無国籍ネットワーク」が国際シンポジウムを開催する。

無国籍者は世界に400万人以上存在し、法律の不備や差別が原因とされる。日本でも486人の無国籍者が確認されており、イベントでは英語と日本語の同時通訳が用意される。

参加費は無料で、申し込みはイベントのホームページ内のフォームから可能。無国籍者の現状を広く知ってもらうために、多くの人の参加を期待している。

無国籍者問題考えるシンポ開催へ 早大で6月、「現状知って」

 無国籍者の地位に関する条約の国連採択70周年に合わせ、早稲田大国際教養学部とNPO法人「無国籍ネットワーク」(横浜市)が6月1日、国際シンポジウム「アジア太平洋の無国籍者のくらしと権利」を東京都新宿区の早大で開く。ウェブサイトでも視聴可能。同学部の陳天璽教授は「無国籍者は全国にいる。多くの人に現状を知ってほしい」と話す。

 どの国からも国民と認められない無国籍者は世界に400万人以上いて、法律の不備や差別などが原因という。出入国在留管理庁によると、日本でも昨年6月時点で486人把握。英語と日本語の同時通訳がある。参加費無料で、申し込みはイベントのホームページ内のフォームから。