高齢者の定義「5歳引き上げ」を ウェルビーイング実現へ提言 諮問会議

AI要約

政府はウェルビーイング社会の実現に向けた方策を議論するため、経済財政諮問会議を開催した。

民間議員は健康寿命の延伸を踏まえ、高齢者の定義を見直す必要性を指摘し、リスキリング推進を提言した。

さらに、若者の待遇改善や女性・高齢者の労働参加促進を通じて、1%の経済成長を確保する必要性を強調し、新たな令和モデルの政策をまとめるよう求めた。

 政府は23日、経済財政諮問会議(議長・岸田文雄首相)を開き、ウェルビーイング(身も心も満たされた状態)社会の実現に向けた方策を議論した。

 民間議員は健康寿命が長くなっていることを踏まえ、高齢者の定義について「5歳延ばすことを検討すべきだ」と指摘。その上で、全世代のリスキリング(学び直し)推進を提言した。

 政府は高齢化率などを計算する際、65歳以上を高齢者としている。

 民間議員はまた、若者の待遇改善や女性・高齢者の労働参加促進を通じ、社会保障の持続に必要とされる実質1%の経済成長を確保すべきと強調。必要な政策を「新たな令和モデル」としてまとめるよう求めた。