SNSで知り合った女子中学生を無断で連れ去り…わいせつ誘拐など、無職の男に懲役4年判決

AI要約

男がSNSを通じて知り合った女子中学生を無断で連れ去り、わいせつ誘拐と不同意性交の罪で起訴された事件で、男に実刑判決が下された。

男はゲームアプリを介して女子中学生を誘い出し、ホテルで滞在させて性交した。裁判長は被害者を甘言で誘惑した点を指摘し、実刑の必要性を述べた。

過去にも同様の行為を行っており、暴行や脅迫はなかったが、実刑判決が適切であると判断された。

 SNSを通じて知り合った女子中学生を無断で連れ去ったなどとして、わいせつ誘拐と不同意性交の両罪に問われた住居不定、無職の男(23)の判決が22日、松江地裁であり、芹沢俊明裁判長は懲役4年(求刑・懲役6年)の実刑判決を言い渡した。

 判決によると、男は昨年12月15日、ゲームアプリを通じて知り合った島根県東部の女子中学生をメッセージ機能を使って誘い出し、松江市内のホテルに滞在させるなどして19日まで誘拐した上、性交した。

 芹沢裁判長は「家出願望がある被害者を甘言を用いて誘惑した」と指摘。また、過去にも別の未成年者を保護者に無断で連れ回すなどしたとした上で、「暴行・脅迫がないとの弁護側の主張を踏まえても、実刑はやむを得ない」と断じた。