藤井王将就位式「徐々にトレーニングの負荷を上げていければ」副賞でエアロバイクでの体力づくり

AI要約

藤井聡太王将がALSOK杯王将戦で4連勝して3連覇を達成し、19連勝の歴代1位記録を塗り替えた。

藤井はエアロバイクを副賞として選び、運動不足を解消するためにトレーニングを取り入れる意向を示した。

将棋界では体力づくりを重視する棋士が多く、藤井も適切な運動が重要だと認識している。

 将棋の第73期ALSOK杯王将戦7番勝負を制した藤井聡太王将(竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・棋聖=21)の就位式が23日、東京都文京区「東京ドームホテル」で行われた。今期は挑戦者の菅井竜也八段(32)に4連勝し、3連覇。タイトル戦の連勝を初挑戦の2020年(令2)棋聖戦から無傷の「20」として、故大山康晴十五世名人が63~66年にかけて達成した19連勝の歴代1位記録を抜いた。

 藤井は副賞としてエアロバイクを贈られた。ランニングマシンとの二者択一だったが、谷川浩司十七世名人(62)がエアロバイクに乗っていると聞き、こちらを選んだ。「運動する機会が少なかった。習慣づけた方がいいと思いまして」と理由を説明する。「徐々にトレーニングの負荷を上げていければ」と話した。藤井はラジオ体操、体幹トレーニング「プランク」を生活の中に取り入れているが、「寒い時期はサボリがち」と明かしている。

 将棋界では渡辺明九段らのランニング、丸山忠久九段の筋トレなど、日ごろからの体力づくりを欠かさない棋士が多い。藤井は「将棋の考える力とは違ってくると思いますが、適切な運動をした方がいいのは間違いないと思います」と話していた。