「フランスパン」と「バゲット」違いは…材料、切り方ではなく 専門家に聞く“正解”

AI要約

フランスパンとバゲットの違いについて原材料や呼び方を通じて解説されている。

バゲットはフランスパンの一種で、長さが70cm程度で細長い形状をしている。

他にもバタールやパリジャンなど、バゲット以外のフランスパンも紹介されている。

「フランスパン」と「バゲット」違いは…材料、切り方ではなく 専門家に聞く“正解”

 「フランスパン」と「バゲット」、みなさんは何が違うか分かりますか?

 違いは原材料や切り方ではありません。日本パン技術研究所でパン職人を育てている原田昌博さんに、その違いを聞きました。

 2つの違いを理解するためには、まず「フランスパン」の正体を知る必要があります。

 小麦粉、酵母、食塩、水のみのシンプルな材料でつくられたフランス発祥のパンのことを、日本では「フランスパン」と呼んでいます。

 本場フランスでは、日本で「あんパン」などを“日本パン”と呼ばないように、「フランスパン」とは呼ばれていません。フランスでは、大きさや形などによって、様々な名称でパンを呼び分けています。

 バゲットが日本で最もポピュラーなフランスパンのため、フランスパンと聞くとバゲットを思い浮かべる人が多いのですが、「バゲット」は数多あるフランスパンの1種類にすぎません。

 みなさん、バゲットとフランスパンの違いを理解できましたよね。では、ここでクイズです。(1)~(3)の中で、「バゲット」はどれでしょうか? 

 正解は(2)です。バゲットは、フランス語で「杖」や「棒」などを意味していて、長さが70センチ程度で、細長いのが特徴です。

 では、他のパンは何だったのか見ていきます。

 (1)の太くて、バゲットより短いパンは「バタール」です。

 (3)は「パリジャン」で、バゲットとほぼ同じ長さですが太くて重いのが特徴です。

 サンドイッチにするなら、バゲットよりも太いバタールやパリジャンが、おすすめだということです。

(スーパーJチャンネル「なるほど!ハテナ」2024年5月22日放送)