兵庫知事「残念な思い」 県職員4割がパワハラ「見聞き」のアンケに

AI要約

兵庫県の斎藤元彦知事が公表された県職員アンケートの中間報告に対し、知事のパワーハラスメントを見聞きしていた職員が約4割に上っていることに驚きを表明。

パワハラ疑惑などを巡る問題で、県議会がアンケート調査を行い、その結果に対し、知事は深い反省の意を示す。

調査結果に基づき、知事は改善の必要性を認識し、職員への感謝やねぎらいを積極的に伝えている。

兵庫知事「残念な思い」 県職員4割がパワハラ「見聞き」のアンケに

 兵庫県の斎藤元彦知事は23日、公表された県職員アンケートの中間報告で知事のパワーハラスメントを見聞きしていた職員が約4割に上っている点について、「県政をより良くするために必要な指示や指導をしてきたが、これだけ多くの職員が回答している事実に接し、大変残念な思いだ」と述べた。県庁で報道陣の取材に答えた。

 知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題を巡っては、県議会の調査特別委員会(百条委)が全職員約9700人を対象にアンケート調査を実施し、約6700人が回答した。8月5日までに回答があった4568件を中間集計したところ、知事のパワハラを目撃したり、人から聞いたりしたという回答が約4割に上った。百条委は23日、パワハラ疑惑を中心に関係職員6人への証人尋問を非公開で開催している。

 知事は中間報告について「記載された個々の内容、詳細は承知していない」としたうえで、「職員の受け取りとの間にずれが生じていたことによって不快な思いやご負担をかけたことは重く受け止めなければならない」と説明。「私自身の改めるべきところは改め、感謝の気持ちやねぎらいを積極的に伝えさせてもらっている」と語った。【山田麻未】