茨城・東海村の原子力科学研究所、配電盤でぼや 漏えいやけが人なし

AI要約

日本原子力研究開発機構は22日、原子力科学研究所内の建屋で火災が発生し、微量の放射性物質を作る配電盤で焦げ跡が見つかった。

管理区域内だったが、放射性物質の漏えいやけが人はなかった。

消防に通報され、消防隊が鎮火を確認。煙などは確認されず、消火活動は行われなかった。

茨城・東海村の原子力科学研究所、配電盤でぼや 漏えいやけが人なし

 日本原子力研究開発機構は22日、原子力科学研究所(茨城県東海村)内の微量の放射性物質などを作る建屋2階の配電盤で焦げ跡(約50平方センチ)が見つかったと発表した。消防に通報し、火災と判断された。管理区域内だが、放射性物質の漏えいやけが人はないという。

 同機構によると、同日午後1時20分ごろ、1階で作業していた職員が異臭に気づき、他の職員を通じて119番した。午後2時ごろに現場に到着した消防隊が火災と判断し、鎮火を確認。煙などは確認されておらず、消火活動は行われていない。配電盤は1978年に設置され、17日の目視による確認では異常はなかったという。【川島一輝】