富士山撮影に観光客殺到、目隠し用の幕を設置 富士河口湖町

AI要約

富士山の撮影スポットとして話題となった富士河口湖町のローソンが観光客で混雑し、対策として目隠し用の黒い幕を設置した。

目隠し用の幕は20メートルの長さで、写真を撮ろうとする人々のごみや交通妨害を防ぐ目的で設置された。

2022年末に制限解除されたことでリベンジ旅行客が増加しており、今後も訪日客の流入は続く見込み。

(CNN) 山梨県富士河口湖町のコンビニエンスストア「ローソン」が富士山撮影の名所として話題を呼び、観光客が殺到したことへの対策として、同町は21日、目隠し用の黒い幕を設置した。

自治体の当局者は先月、CNNの取材に答え、このような対策を取らざるを得ないのは残念だとの認識を示していた。設置された黒い幕の長さは20メートル。コンビニエンスストアから町道を挟んだ歩道に据え付けて、眺めを遮る役割を果たす。

当局によると、これまで写真を撮ろうと詰めかけた人々がごみを捨てたり、道路に立って交通妨害になったりする例が相次ぎ、近隣の事業所から町議会に苦情が寄せられるなどしていた。

これに対して町は、現地に目隠しを立てる対策を発表し、高さ約2.5メートルの幕を今月末までに設置すると明らかにしていた。

日本では2022年末に新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための制限が解除されてから、「リベンジ旅行」の客が急増。今年3月と4月にはそれぞれ300万人を超える外国からの旅行者が訪れた。北米や欧州の旅行者が夏季休暇の計画を立てる中で、今後も記録的水準での訪日客の流入は続くとみられる。