「総統の樹」と命名 頼氏が植えたリンゴの木 青森県弘前市

AI要約

青森県弘前市は頼清徳氏の台湾総統就任を祝い、彼が植樹したリンゴの木を「総統の樹」と命名した。

弘前市はこの木を新たな観光スポットとして位置付ける考え。

頼清徳氏は弘前市でリンゴの木を植えた際、リンゴの実を食べることができないため、この木を食べるために弘前を再訪することを期待されている。

「総統の樹」と命名 頼氏が植えたリンゴの木 青森県弘前市

 青森県弘前市は20日、頼清徳氏の台湾総統就任に祝意を表するため、頼氏が同市を訪れた際に植樹したリンゴの木を「総統の樹(き)」と命名した。

 市は新たな観光スポットにしていきたい考えだ。

 頼氏は台南市長だった2012年、弘前市りんご公園で「ふじ」「金星」「大紅栄」の3品種を植えた。弘前市の桜田宏市長は記者団に「検疫の関係もあってこの木になったリンゴは送ることができない。頼総統には弘前にお越しになってこの実を食べてほしい」と語った。

 リンゴ生産量日本一の弘前市は、アップルマンゴーが特産の台南市と果物を通じた交流を長年続けている。桜田氏が今年4月に弘前市を訪問した台南市関係者に、頼氏が植樹した木を紹介したところ、「『総統の樹』と名付ければもっと台湾の人が来てくれるのでは」と提案があり、命名を決めた。